日本には、様々な水族館が存在している。大きなクラゲ水槽があったり、深海魚に特化していたり……まさに十人十色といったところだ。そしてそれはお土産に関しても同じで、水族館ごとの限定商品には面白いアイテムが多い。

新型コロナウイルスの影響でなかなか外出が難しい中、気分だけでも味わいたいとまだ行ったことのない水族館のオンラインショップを覗いていたところ……

香川県にある四国水族館のお土産で、あの生き物がうどんになってた。


・サメうどん

結論から言うと、うどんになっているのはサメである。

正確には、「サメの軟骨を練りこんだ讃岐うどん」がお土産として販売されているのだ。うどんの本場である香川県らしいお土産ではあるが、異色のコラボすぎて見かけたときにリアルに二度見してしまった。価格は税込600円。


さっそく注文してみると、そのうどんは大変オシャレな箱に入ってやってきた。


裏面の原材料名を見てみると、はっきりと書かれている「サメ軟骨エキス」の文字。普段食品の原材料でこんなワードを見ることがあるだろうか、いやない。(反語)


箱を開けてみると、2人前のうどんとめんつゆがセットになっている。何かを用意しなくても、届いてすぐに食べられるようになっているのがありがたい。


作り方は、普通のうどんと全く同じ。


沸騰したお湯で茹でて、さっと水洗いするだけで完成だ!


・驚きの食感

それではサメうどん、いただきます!


比較するために近所のスーパーで買ってきた「もちつる」といううどん(税込20円)と一緒の皿に盛りつけてみた。見た目は普段見かける細麺のうどんとなんら変わりない。


地域によっては一般家庭の食卓にサメが並ぶこともあるそうだが、筆者は生まれてから一度もサメを食したことがない。

こんなに大々的にサメを使っていますよ、と推しているのだから、もしかしたらこのうどんはサメの味がするのかも?初めてサメを味わえるかもしれない……とドキドキしながら、さっそく口に運んでみると……!


ぷるっぷる!!!!!!!!!


味の感想より先に、この言葉が脳内を覆いつくす!!

こ、これがサメの軟骨の影響力なのだろうか? 普通のうどんより圧倒的に細いのにも関わらず、強い弾力があるように感じた。うどんというよりはそうめんに近い食感だ。

筆者は暑さに弱く、周りの気温が上がると顕著に食欲が落ちるのだが、このうどんなら暑い日でもするっと食べられそうだ! あ、ちなみに味はThe・うどんの味がしました。大変おいしかったです。ただ、麺が細いためなのか同じように浸しても普通のうどんよりめんつゆの味が濃く感じられたぞ。


・布教したい一品

それにしても「サメうどん」、商品名のインパクトが強すぎる。「サメ入りのうどんなんですよ~」と言って渡せば、話が盛り上がりそうだ。地域の食文化ともコラボした、大変素敵なお土産だと思う。

いつか四国水族館を訪れる機会があったら、今度は周りの人にこのうどんを贈ってみたいと思える一品だった。


参考リンク:四国水族館ミュージアムショップ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼栄養成分はこんな感じ


▼ナゼカココダケオールカタカナデシタ


▼ショッパーも同封されていた。実際に現地に行った気持ちになれて嬉しい!


▼スーパーで購入したもちつるうどん。こちらも食べ応えがあっておいしかったです