いわゆる “バイトテロ” が後を絶たない。くら寿司で発覚した不適切動画を皮切りに、ビックエコー、セブンイレブン、ファミリーマート、バーミヤン……などなど、出るわ出るわのバイトテロ動画。これもインターネット時代の弊害なのか、企業は対応に追われている。

最近ではTwitterで発信されると「バカッター」、Instagramで発信されると「バカスタグラム」なんて呼ばれているが、41歳になるおっさんの胸中はぶっちゃけ複雑だ。なぜならば……。

・本人たちが1番悪い

バイトテロを起こした本人が悪いことはわかりきっている。悪意があろうとなかろうと、所属する企業に負わせたダメージは大きく、まさに「取り返しのつかない行為」であることは一目瞭然だ。おそらく本人たちも「あの瞬間に戻れるならば」と後悔しまくっていることだろう。

しかも、これまでならばせいぜいクビになるくらいで済んだものの、くら寿司では相次ぐバイトテロへの抑止力として法的措置も検討しているというから恐ろしい。企業側の気持ちを考えれば十分に理解できるし、必要なことだとも思う。ただ一方で「その若者が可哀想だな」と思う気持ちがあることも事実だ。

なぜならば、41歳のおっさん(記者)も、若かりし頃は同じレベル……いや、もっとヒドいことをしていたかもしれないからである。さすがにバイト中、仕事中ではなかったが、周囲の人を不快にさせる数々の悪行をした覚えがある(とかないとか)。

・バイトテロリストたちを責めきれない

現在と違うのはただ1つ「インターネットが普及していなかったこと」これに尽きる。ネット環境が整っておらず、SNSがなかったため拡散されなかっただけなのだ。あの時代にSNSがあったとしたら……考えるだけで恐ろしくてたまらない。

若い頃は誰しも無謀で、勢いだってある。本人にその気はなくても、ノリで何となく無茶をしてしまうのも若さであろう。特に記者はお調子者なので、20年前に現在のようなネット環境があれば、人生を棒に振っていた可能性が極めて高い。そう思うと「バカッター」「バカスタグラム」のテロリストたちを一方的に責める気持ちになれないのだ。


とはいえ、冒頭でも述べた通り本人たちが1番悪いことはわかりきっている。さらに言えば、これ以上のバイトテロを防ぐ意味で法的措置にも反対ではない。ただ……ただ……! ちょびっとだけ「もうちょい寛容でもいいのでは?」とも思ってしまう。

・防ぐのは本人と親の役目

なので若者たち! 無茶をしても写真に残すな!! 動画で撮るな!! アップするなッ!! 無茶は仕方ない、それが若者なんだから。ただ、ちょっとした出来心で人生を棒に振ってしまう可能性が高い時代なんだ。「ついつい」が致命的になる時代なんだ。君たちが生きているのは……そういう時代なんだ。

それと親御さんたち! こういった事故を防ぐのは教師の役目じゃない、親の役目だ。「うちの子に限って」とは思わず、十分にインターネットのリスクを説明しよう。若者は若者というだけで無茶をする生き物。それ自体を防ぐかはさておき、2次災害は起こさせないのは親であるあなたの務めだ。

とにもかくにも、相次ぐバイトテロを見て「バカだな」と思いつつも「若い頃にネットがなくて良かった」と思う今日この頃。おっさん、おばさんたちは一連の報道を見てどう思っているのだろうか? あ、あと不適切動画の内容は全部すべってるから。そういう意味でもネットに上げない方がいいぞ☆

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼大丈夫だ。大人になっても法の範囲内で無茶はできるから。例えば「メンズブラジャー」とか……

大仁田厚とか……

変態仮面もできるから。そういう会社もあるから大丈夫(?)だ。