溶岩のように鍋を覆うチーズの層をめくると、当然のようにチキンがいたのです。それにコチュジャンソースとチーズをたっぷり絡ませて口に運びますと、マイルドな辛さが口の中いっぱいに広がりました。チーズが良い仕事してますね。コチュジャン系のソースとチーズの相性がバッチリです。

このコンビネーションをもう少し味わおうと鍋にお箸を伸ばしましたところ……またチキンが顔を出します。チーズとソースを食べようとしても、お箸はチキンに当たるのです。この時点で、私は思いました。「チーズタッカルビ鍋」って、「ごろごろ煮込みチキンカレー」みたいだなぁって。

松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」は、大人気だった期間限定メニューです。現在は発売されていませんが、税込590円とは思えない “チキンゴロゴロ感” が今も脳裏に焼き付いている人は多いことでしょう。

その「ごろごろ煮込みチキンカレー」と同じレベルで、「チーズタッカルビ鍋」もチキンがゴロゴロしている……というのはさすが言い過ぎです。しかしながら、「ごろごろ煮込みチキンカレー」が “ゴロゴロ” だとしたら、「チーズタッカルビ鍋」は “ゴロゴ” くらいはあるのではないでしょうか。

私の場合、そこそこの大きさのチキンが7〜8個入っていましたよ。

・女性を狙っているのか?

ここで気になったのは、「松屋は『チーズタッカルビ鍋』で女性を狙っているのか?」という点です。チーズダッカルビといえば、女子中学生と女子高生のトレンドをランキング化した「JC・JK流行語大賞2017」のモノ部門で1位まで獲得していますから、若い女性の間で人気が高い商品です。

なので「チーズタッカルビ鍋」は当然ながら女性をターゲットにした商品かと思いきや……上の通りのチキンの量です。さらに、12月18日の10時まではライス大盛りが無料というのですから、松屋は「男性の間でもチーズダッカルビブームを起こしてやろう」と狙っている……のかもしれませんね。

そんな「チーズタッカルビ鍋定食」は、一部店舗をのぞく全国の松屋で販売されておりまして、価格はライス・みそ汁・生野菜がついて税込780円。プラス150円でチーズマシマシにも出来る上に、私が店を訪れた時は生野菜がポテトサラダ付きになったセット(820円)もありましたよ。

ちなみに私は、チーズマシマシでポテトサラダ付きにしました。「女子って、こんな風にチーズダッカルビを頼むのかな!? そっちの方がオシャレなのかも?」って気がしたので。間違ってますかね?

参考リンク:松屋「チーズタッカルビ鍋定食
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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▼ポテトサラダ付きチーズマシマシのセット。色々つけたので価格は970円になった

▼なお、うちの編集部は「ごろごろ煮込みチキンカレー」のファンが多い。P.K.サンジュンが「松屋史上屈指のウマさ」といえば……

▼編集長のGO羽鳥は汗だくになりながら「非常に美味い」と絶賛していた