押忍! 魁・アプリ塾1号生筆頭、佐藤英典です! 10日間の長期連休で旅行やレジャーを楽しんだ人も多いはず。思い出に記念撮影で写真を撮りまくったに違いない。だが、あいにくなことに毎日晴天ではなかった。天候に恵まれずに曇り空の下でピースサインをした写真が、スマホに残ったりしていないだろうか?

そういう人に、ぜひとも試して欲しい画像加工アプリを紹介したいと思う。そのアプリ「Enlight Quickshot」はなんと空を加工するのに特化した優れモノだ。これで、シケた曇天を快晴にしてしまえ!

・課金額が……

実は私はこのEnlightシリーズの存在を随分前から知っていたのだが、そこまで使う気になれなかった。というのも、アプリのレビューを見ると、「App内課金」の評判がすこぶる悪いのである。低評価のレビューには、「課金が高すぎる」との声が多く、手軽に使うのには向いていないかも? と考えていた。


実際、このアプリも購読制をとっており、無制限でフィルタが利用できる1カ月のプランが450円。12カ月で2200円。一括購入で7400円もしてしまう。高い! これはさすがに手軽に買えない。


そう思っていたのだが、利用制限があっても無料で十分活用できるとわかり、今回紹介するに至った。本稿はiOS版で機能についてお伝えしたいと思う。


・シケた空

最初にアプリを端末にダウンロード・インストールする。その上で、冴えない空の画像を用意する。気持ち良い空の画像でも良いのだが、せっかくならシケた空を大胆に改造しよう。


アプリを起動したら、最初に課金の案内が出るので、画面左上の「×」をタップして華麗にスルー。そして、先ほどのシケた空の画像をカメラロールから呼び出して読み込ませる。画面下にいろいろな機能が用意されているのだが、もっとも使って欲しいのは「空」だ。


・雲を操る!

「空」を呼び出すと、無料で使える空が7つ用意されている。「☆」の付いたものは課金しないと利用できないので注意。


7つのうちのひとつをタップすると、空が違うものに変化したのがわかるはず。その上で、画面下のフェーダーをスライドさせてみよう。すると、空に浮かぶ雲がフェーダーの動きに合わせて移動している!


何コレ、すごい! 雲を操ってるみたいだ。


動かすことができるのは、雲だけではない。「ルックス」という機能を呼び出し、そのなかの「QL05」という項目をタップすると、空は真っ暗になり、巨大なカミナリが空いっぱいに出現する。フェーダーを操作すると、このカミナリの位置も移動できてしまう。カミナリ操るって、マイティ・ソーかよ!


フィルタやエフェクトなどを調整して、冴えなかった曇り空にさまざまな表情を与えることができるのである。


・無料で使い倒せ

加工した画像を、レイアウトアプリで組み合わせみるのも楽しい。


ちなみに、加工途中の画像は「セッション」に残るので、加工作業の途中で中断しても大丈夫。あとから再開できるぞ。


無料で存分に使い倒して、気に入ったら課金するのも良いかも。とにかく、悪天候で残念になってしまった写真を捨てるのはもったいない! このアプリでせめて空だけでも加工してみては、いかがだろうか。またステキなアプリに出会ったら、全力で紹介するからな! 押忍ッ!!

参考リンク:AppStore「Enlight Quickshot
Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「Enlight Quickshot」