数ある自動車メーカーの中でも、ひときわ高級なことで知られる「フェラーリ」。車体価格はもちろんのこと、維持費も一般的な車に比べて高額であることは言うまでもない。

なんとそのフェラーリが、初となる事務所用のイスを発表したという。フェラーリが……事務所用のイスだと? 「フェラーリに憧れてるけど車は買えない」という方は注目だ。

・本格オフィスチェアの名前は「コックピット」

フェラーリ最新モデルのデザインを手がける「フェラーリデザインセンター」が発表した本格オフィスチェアーの名前は『コックピット(Cockpit)』である。

製造はフェラーリの内装を手がけるイタリアの高級家具メーカー「ポルトローナ・フラウ 」で、素材もマシンに採用しているものと同一の、カーボンやアルテックスを使用しているという。

イスは1種類ではなく、本物のレーシングシートのような「プレジデント」、様々な作業に適した「エグゼクティブ」の2つバージョンが用意されているほか、シートの色や素材など、様々なカスタマイズが可能なもようだ。

動画でデザインを確認すると……超スタイリッシュ! 意外とシンプルなところもポイントである。気になるお値段だが、海外メディアMotor1.comの情報によれば、「プレジデント」が1万ユーロ(約120万円)、エグゼクティブが7500ユーロ(約90万円)とのことだ。

オフィスチェアとしては超高額だが、約1億6000万円の「ラ・フェラーリ」を手がけたデザイン会社が設計した椅子と思えば、とってもリーズナブル……かもしれない。いずれにせよ、その座り心地を1度は体感してみたいものである。

参照元:YouTubePOLTRONA FRAUMotor1.com(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼フェラーリデザインセンター初のオフィスチェアがこちら