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芋ようかん、雷おこし、ひよこまんじゅう。東京みやげの定番は多いが、ここ数年ぶっちぎりの安定感を誇るのが「東京ばな奈」である。これまでの経験上、東京ばな奈を渡して喜ばれなかったことは一度もないから、まさに “キング・オブ・東京みやげ” と言っても過言ではないだろう。

そんな東京ばな奈の姉妹商品『東京ばな奈カステラ』が、2016年12月15日に発売となった。発売前から話題のこの商品は、愛らしいバナナのフォルムはそのままに、カステラでバナナ風味を再現しているという……これは食べたい! というわけで、発売初日に『東京ばな奈カステラ』を購入し、実際に食べてみたのでご報告しよう。

・東京駅構内の1店舗のみで販売

東京駅近辺のお土産屋では、至るところで「東京ばな奈」を見かけるが、『東京ばな奈カステラ』が購入できるのは今のところ東京駅構内の1店舗のみ。八重洲北口近くの、山手線から京葉線へ抜けていく通路の途中あたりである。わからない人は、最寄りの東京ばな奈ショップで聞いてみよう。

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発売当日の午前中に現場へ到着したが、東京ばな奈カステラショップには、10人ほどの行列ができていた。行列に並んでまで手に入れたいお土産とは、東京ばな奈のネームバリュー……さすがである。

・1個約150円

それはさておき『東京ばな奈カステラ』は、4個入り(税込648円)、8個入り(税込1134円)、12個入り(税込1728円)の3種類。平均すると1つおよそ150円になるから、まあまあ値が張るお土産といえるだろう。

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持ち帰りパッケージを開けてみると、1つ1つの大きさは手のひらに収まるくらいの小ぶりなカステラである。そしてトレードマークのバナナ型は、目にも愛らしいビジュアルだ。さあ、どうなんでしょうか……東京ばな奈カステラさん! 一口食べてみると……。

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うむ、バナナ風味のカステラである。それ以上でもそれ以下でもない単なるバナナ風味のカステラだ。普通に美味しいが思ったよりバナナ感は強くなく、ほのかに香る程度である。決して “バナナ味” ではなく、“バナナ風味” ということは覚えておこう。

・東京ばな奈と比べると……

いつもの東京ばな奈がウマすぎるので可哀想な気もするが、正直個人的には、ノーマルの東京ばな奈をもらった方が15倍くらい嬉しい。特に「東京ばな奈が美味しいから、カステラも超ウマいんだろうなぁ~!」と思って食べるのは危険だ。

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なお、バナナ型にくりぬかれて余った方のカステラ、つまり「切り落とし」についてだが、店員さんによると「あまり残らないように作ってるようです。ご用意はありません」とのことだった。

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念のため言っておくが、決して美味しくないわけではない、普通に美味しい。バナナ風味のカステラ……ただそれだけの話である。興味がある人は、いつもの東京ばな奈と比べずに、純粋に「バナナ風味のカステラ」として楽しむことをオススメするぞ。

参考リンク:東京ばな奈ワールド
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼珍しいという意味では喜ばれるかも。
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▼説明文にも「バナナの風味がほのか」と記されていた。バナナ味ではない。
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▼比べるのも可哀想な気もするが、いつもの東京ばな奈の圧勝という感じだ。