種類が豊富で値段もお手頃で調理も簡単、何より美味しいクノールのカップスープを重宝している方は多いのではないだろうか。かく言う私もそのひとりで、小腹が空いた時やお弁当などの足しにしている。しかしながら、私の住む九州はすでに夏の状態。ホット用でも熱々で飲むにはチト辛い……。

そこで夏でも気軽に飲みたいと考え思いついたのが「冷製スープ」だ。お湯を水に差し替えるだけの手間いらずなのだが、その結果、美味しいものと極端にまずいものに分かれてしまった。以下で詳しく紹介しよう。


・検証するカップスープ10種類

比較するのは、スーパーで販売されている10種類のカップスープ。「ポタージュ」「4種のチーズのとろ~り濃厚ポタージュ」「トマトのポタージュ」「ベーコンとポテトがたっぷりのポタージュ」「オニオンコンソメ」「つぶたっぷりコーンクリーム」「コーンクリーム」「ほうれん草のポタージュ」「男爵いものポタージュ」「栗かぼちゃのポタージュ」である。

さて、簡単だが作り方を紹介する。


・調理

水を入れて、


混ぜるだけである。


・外見

それぞれの商品をしっかり見てみると、通常のお湯での調理に比べるとダマが多い気がする。


特に「ほうれん草のポタージュ」


「男爵いものポタージュ」と「栗かぼちゃのポタージュ」


「ポタージュ」と「4種のチーズのとろ~り濃厚ポタージュ」と「トマトのポタージュ」


「ベーコンとポテトがたっぷりのポタージュ」と「オニオンコンソメ」は、ちゃんと粉が溶けているのか不安すら感じる。でんぷんやチーズが多い商品は水には溶けにくいかもと予想していたものの、「トマトのポタージュ」と「オニオンコンソメ」はすんなり溶けるだろうと予想していたので、この結果は意外だった。


・美味しかったもの & 圧倒的にマズかったもの

見た目に不安を抱きつつも実食してみると、しっかりコクがある「オニオンコンソメ」が一番美味しかった。見た目はともかく、シンプルなコンソメの味が食欲をそそる。また、クルトンが程よく水分を吸収していて、いいアクセントになっている。

そして、本当に意外だったのは、見た目に問題なかった「つぶたっぷりコーンクリーム」「コーンクリーム」だけでなく、見た目に不安を感じた「ポタージュ」「4種のチーズのとろ~り濃厚ポタージュ」「ほうれん草のポタージュ」「ベーコンとポテトがたっぷりのポタージュ」は、ベーコンなどの具材もしっかり食べれる状態になっていて、どれも美味しかった!


そんな美味しかったもの以上に、強烈なインパクトを与えた圧倒的にマズかった商品は……


「トマトのポタージュ」


「栗かぼちゃのポタージュ」である。


「トマトのポタージュ」は酸味の効いたトマト水という状態で、トマト好きの自分でも絶対に合わないと悶絶する味だった。また、「栗かぼちゃのポタージュ」に関しては、栗かぼちゃの濃厚な甘さが水に溶け、もの凄く甘い水になっており、圧倒的に相性が悪い。どちらもお湯だからこそ活きる商品だと痛感した。


・まとめ

そんなわけで、クノールのカップスープを冷製スープにしてみた結果、10種類中8種類はどれも美味しいが、2種類は極端にまずいという結果になった。美味しかった8種類に関しては、全く問題なく常用できるレベルだと思うし、水ではなく牛乳や豆乳を使えば、さらに美味しくなると感じた。興味がある方はぜひお試しを!


参考リンク:味の素「クノールカップスープ」
Report:Kg
Photo:RocketNews24.

▼見た目はともかく味は美味いというギャップを最も感じた「ほうれん草のポタージュ」