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日本のスマホシェアNo.1といえばiPhone。その根強い人気は、海外におけるAndroidのシェア拡大なんてどこ吹く風だ。そんな日本のiPhone人気の理由のひとつに「Androidより安全そうだから」というのをよく聞く。だが、それはもしかしたら過去の話かもしれない。

iPhone の故障率が Android を上回ったそうだ。そして、そんな iPhone のなかで最も壊れやすいのは「iPhone6」であるという。

・iPhone の故障が倍増 / Android は改善

この調査結果を公表したのは米国企業のBlancco社だ。ここでいう故障とはアプリのクラッシュやWi-Fi接続、タッチスクリーンの不具合などである。

iPhone、すなわち iOS端末の故障率は前回の2016年の第1四半期では25%だったとのこと。ところが、今回の調査では58%と倍増! 初めてAndroidを上回ったというのだ。一方で、Android端末の故障率は44%から33%へと改善されたのだとか。

・最も壊れやすいiPhoneは「iPhone6」らしい

そんな故障した iPhone のうち、もっとも割合が高かったのはiPhone6(29%)! 繰り返す、最も壊れやすいスマホは「iPhone6」!! 次いで、iPhone6s(23%)iPhone6s plus(14%)iPhone5s(8%)とのことだ。わりと新しい機種が多い。

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・iOSが原因?

それにしても、なぜこの数カ月で故障率が激増したのか……Blancco 社によると、どうやら原因はiOSであるもよう。4月の iOS9.3.1、5月の iOS9.3.2 へのアップデート後、iPhone や iPad にバッテリーの消耗やアプリのクラッシュ、Wi-Fi 接続の不具合などが見られるようになったという。

そう言われると、私の周りでも iPhone6 の不具合を訴える声が多かった。それに、iPhone6s もなんだか電池の減りがやけに激しい。単純に交換時期が近いとか、ポケモンGOのせいかと思っていたが、もしかして……? 

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それはさておくとして、iPhone の新しいOS「iOS10」は9月の中旬にリリース、「iPhone7(仮)」は9月下旬に発売されるのではないかと見られている。iPhone は世界的には下火になりつつあると言われても、慣れたデバイスを使い続けたいと思うユーザーも多いはず! 故障率が改善されることに期待したい!!

参照元:BlanccoDigital TrendsTECH TIMES(英語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.