ジャンプの恋愛マンガと言えば、桂正和先生を外して語れないだろう。綺麗な線で描かれた絵は、少年マンガらしからぬ色気があった。そんな桂正和先生の代表作の1つ『電影少女』の読み切りが、2018年1月4日発売のヤングジャンプ5・6合併号に掲載されている。

25年ぶりに復活した本作を読んでみたところ、連載当時だった小学生時代の思い出が次々とよみがえってきたため、「あるある」という形でお伝えしたい。題して「『電影少女』が連載されている頃の俺たちにありがちだったこと30連発」DA!

・『電影少女』が連載されている頃の俺たちにありがちだったこと30連発

1. 友達に読んでることを言えない
2. 話を振られても知らないフリをしてしまう
3. でも、毎週1番楽しみ
4. 立ち読みでは読めない
5.『ドラゴンボール』を探すフリしてパラパラめくって『電影少女』の内容を把握
6. 読む時は常に部屋で1人
7. 部屋の外の状況は音で判断
8. 親が来たら即本を閉じられる態勢を整える
9. 状況、オールグリーン
10.『電影少女』開始します!
11. 目当てのコマで読むのが止まる
12. そのまま15分くらい眺め続ける
13. 読み終わってからもう1回そのコマに戻る
14. 読んでる最中の耳の冴え方がヤバイ
15. 気温で部屋がきしむ度にビクッ!
16. 物音がした時の反応は野生の獣レベル
17. これが……心眼……
18. 階段を上がってくる音がした時の臨場感が半端じゃない
19. 星児ーーーーー! ご飯やでーーーーー!! ドスドスドスッ!
20. 分かった! すぐ行くから部屋に入るんじゃねェェェエエエ!!
21. 本を閉じるのが間に合った時の安堵感
22. 同時にひょっとしたら目撃されたかも? という焦燥感
23. どっち? どっちなの!?
24. 親の表情からセーフかアウトか読み取ろうとするが読み取れず余計にドキドキ
25. 親がジャンプを手に取るとハラハラする
26. そ、その本に触れるんじゃあねーーーーーーー!
27. と言いたいが、取り乱すと明らかに不自然なので何も言えない
28. っていうか、親の顔が直視できない
29. 親が部屋を出て行った時の安心感
30. 結論:『電影少女』はアトラクション

──以上である。精神的にも身体的にもあの頃の私たちをドキドキさせてくれた『電影少女』は、『ドラゴンボール』や『スラムダンク』に並ぶ名作。

なお、今回の特別読み切りは、1月13日にスタートするTVドラマに合わせて掲載されたものである。あの頃ドキドキした男子諸兄はドラマも見逃すな!

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.