ピーナッツ! 「週刊デアゴスヌーピー」史上、過去最強クラスの特大ピンチ回となってしまった前号。やることが多すぎたら多すぎたで絶望するしかないが、少ないとそれはそれで困るよねという気付きを得た私(あひるねこ)である。今週もよろしく。

さて、それでは第32号を作っていこう。あらかじめ言ってしまうと今日は超技術回。LEDやらソネットやら基板やら、「デアゴスヌーピー」らしからぬワードが飛び交う激ハイレベルなサイエンス・フィクション号(?)となっているぞ。注意されたし……!

・第32号の中身

今号の作業には過去のパーツやボックスがいくつか必要になるが、メインとなるのは前回作った「ジョー・クール」のボックスと、第15号で作った「フライング・エース」のボックスだ。ではさっそく32号を開封してみる。まず最初に出てきたのは、サリーのフィギュア!


続いて内板!


LEDつきコード長・短!


天井板!


基板!


外壁 左・右!


後ろ壁!


そして牛乳パック!

・作業スタート

壁と板しか入ってねーとか、全体的に赤すぎるとか、最後の牛乳パックだけ世界観が異色とか、まあ言いたいことはあるっちゃあるが、とりあえず組み立てていきたい! とその前に、まずは第28号で作った天井板を用意しよう。


LEDつきコードのフィルムをはがし、用意した天井板のくぼみにそれぞれ貼り付け……


コネクターを基板のソケットに差し込む。

次の取り出す過去パーツは、第7号電池ボックスだ。7号……だと? なにやら遠い過去のようだが、たしかにそんなパーツあったな。28号で保管しておいた接続用コードも取り出し、コネクターを天井板の反対側の面から出たソケットに差し込む。

続けて接続用コードの反対端を電池ボックス用基板とつなぎ、LEDが正しく点灯するか確認してみるぞ。


これで点かなかったらテンション奈落の底だが……

/ ポチッ \


光った……!


正しく点灯することが分かったら、続けて天井板に内板を組み合わせ……


それを「フライング・エース」のボックスに……


固定。コネクタを差してスイッチを入れると……


ひ、光ったァァァァァアアア!


めっちゃ光ってるゥゥゥゥウウウ!!

・次のボックスへ

ひとしきり満足したら、今度は「ジョー・クール」のボックスなんだけども、基本的にやることは「フライング・エース」と変わらない。まず奥壁の後ろ側に後ろ壁を取り付け……


そのついでにレアショット。

真上から見たジョー・クール。


続けて外壁・左を組み合わせ……


外壁・右も組み合わせ……


今度は斜め上から見たジョー・クール。


天井板に基板を合わせてネジで固定したら……

今号はいったんここまで! この続きは次号以降に持ち越されるようだぞ。天井板などは大切に保管しておこう。


……おい、お前もしかして、これで今号の作業は終了したとでも思ってるんじゃないかね? 寝ぼけたらアカン。見てみろ! まだ牛乳パックが残ってるだろ……!!

・むしろ本番

そう、ここに来てまさかの牛乳パック作りである。で、結論から言うと、これが本日の最難関ポイントとなってしまった。さっそく取り掛かろう。まずパックの上側を谷折りするのだが、紙に折り目が入っていないという事実にいきなり震える。マジかよ、これ自分の勘で行くの……?


のりしろに木工用ボンドをつけて……


下側も折ってボンドで貼り合わせる。

うむ、ここまではいい。だが、そこから先はもうよく分からない。ガイドには牛乳パックらしい形にするための手順がアレやコレや書かれているものの、いざやってみると全然そうはならないのだ。「ピンセットを使うと折り目がつけやすいでしょう」……じゃないよ! 折り目はそっちでつけとけよ!!


悪戦苦闘の末、どうにか形らしくなるも……

なんだろう、賞味期限を数カ月すぎた牛乳みたいになってしまった。どうやら次号以降の食事シーンでサリーが手に持つらしいのだが、こんなボロボロの牛乳パックは飲んだらマズイだろ。腹壊すぞ。

・ありがとう牛乳パック

普段、何気なく買っている牛乳。だがしかし、よくよく考えるとこの牛乳パックを作ったヤツは天才である。絶え間ない山折りと谷折りの連続によって完成する複雑怪奇なフォルムは、まさに人類の英知の結晶と言えよう。すべての牛と紙と牛乳パックを作ってる人に心から感謝だ。

……たしか途中までフライング・エースが光ったことに興奮していた気がするのだが、気付いたら主役は牛乳パックだった。皆さんも牛乳を飲む時は、どうかこの32号を思い出していただきたい。それではまた次号お会いしましょう。ピーナッツ……!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼最新情報は私のTwitterか……

▼インスタで。