寿司をひっくり返して食べると美味しい──。インターネット上でそんな漫画が話題になっている。イラストレーターのオキ エイコ(@oki_soroe)さんが公開した漫画によると、どうやらこの現象は「味覚は舌で感じるものだから、舌側にネタがきた方が美味しく感じる」というシンプルな原理に基づいているらしい。

とはいえ、本当にそんな簡単なことで寿司を美味しく感じることは可能なのだろうか? 寿司以外にもオキさんが紹介していた「エクレア」「アイス」「パン」などで検証してみたのでご報告したい。

・4つの料理で検証

調味料も必要なければ、特別な食器も必要のない「ひっくり返して食べる」というテクニック。理論としては単純ながら「なるほど」と納得してしまう人も多いハズだ。ポイントはただ1つ “味がする方を舌側にする” というだけだ。

さて、今回用意したのは「寿司」「エクレア」「アイスクリーム」「やきそばパン」の4種類。本来はジャムを塗ったパンを用意したかったところだが、総菜パンでもテクニックは通じるのか確かめてみることにした。

・寿司には注意点も

まずは大本命のお寿司からだが、ネタを舌側に来るようにして口に運ぶと……なるほど、確かに美味しい気がする。通常の「シャリ → ネタ」とは違いダイレクトにネタの風味が口に広がるから、いいお寿司であればあるほど効果は高いことだろう。

だがしかし、注意点もある。いつもの調子でネタに醤油をつけてしまうと、どうしても醤油の味を1番強く感じてしまう。ネタに醤油をつけるならば少量、もしくはシャリ側に醤油をつけてもいいかのもしれない。

・超簡単なのに

次にエクレアであるが、これは問答無用でひっくり返して食べた方が美味しいと判明した。そもそもシュークリームではなくエクレアを選んでいる時点で、その人はチョコレートを欲しているハズ。そのチョコレートをダイレクトに感じるのだ、美味しいに決まっている。

さらに、やきそばパンでも「ひっくり返して食べると美味しい理論」は通用した。やや食べにくさはあるものの、味の濃い焼きそばが先に来た方がパンチを感じるのは当たり前である。有能……実に有能なテクニックだ。


・エクレアとアイスクリームはオススメ

もっとも驚いたのは「アイスクリーム」で、これは “発見” と言っても過言ではあるまい。いつもの方式と交互に試してみると、普段なら気にならないスプーンを邪魔に感じるから不思議だ。もし、スプーンをひっくり返してアイスを食べている人がいたら「デキル……!」と思っていいだろう。


個人的にオススメは「エクレア」と「アイスクリーム」で、寿司に関してはちょっとした工夫も必要だと感じた次第だ。とはいえ本当に簡単なテクニックだから、興味がある人はぜひ1度試してみてはいかがだろうか。

参考リンク:Twitter@oki_soroe
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼シンプルで実践的なテクニックである。

▼ぜひ試してみてね!