「人生にハプニングはつきもの」とよく言うが、できるなら予期せぬトラブルは避けたいところだ。しかし残念ながら、肝心な時に限って物事がスムーズいかないのが世の常だったりする。

今回ご紹介する動画「Bus Photobombs The Weather Channel’s Stream of Georgia Dome Implosion」で見られる出来事もいい例だ。動画には、米国で起こった想定外の事故の一部始終が収録されており、海外で大きな注目を浴びている。いったい何があったのだろうか?

・スタジアムの爆破時に起こった出来事

海外ニュースサイト『Washington Post』によると、撮影の舞台は今年で25年の歴史に幕を閉じた米国のスタジアム「ジョージア・ドーム」だ。11月20日、同スタジアムは解体の日を迎えて爆破された。

爆破当日、動画を撮影したThe Weather Channelのスタッフはスタジアムを見渡せる場所にカメラを設置。別れの瞬間をネットで中継するための準備は万端だった。しかし、爆破が始まった次の瞬間! えっ、えぇぇぇえええーーー!? マジかよ!!

なんと偶然にもカメラの前に大型バスが止まり、爆破の瞬間が見えなくなってしまったのである!! しかも、爆破終了直後に示し合わせたかのようにバスは前進。爆破中のたった10数秒間だけピンポイントで停車して去っていったのだ。

・逆にハプニングが宣伝に

動画では、撮影スタッフが停車したバスに向かって「No bus!」「Get out of the way!」「Oh〜!」と叫ぶ様子がみて取れる。絶好の位置で爆破の瞬間を中継できなかったことは、悔やんでも悔やみきれなかったに違いない。

ただ、捨てる神あれば拾う神ありとはこのことか。コントのようなハプニングが話題となり、同動画は公開から数日で94万回再生を突破。逆に「ジョージア・ドーム」の最期を広く世に知らせる結果となった。まさに「人生にハプニングはつきもの」である。

参照元:YouTubeWashington Post(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼最悪のタイミングでバスが立ち塞がる様子がこちら