映画『ボヘミアン・ラプソディ』の世界的ヒットも記憶に新しいQueenのボーカル「フレディ・マーキュリー」。その苦難と挑戦の人生に感銘を受けた人も少なくないだろう。

この度、そんなフレディが歌う未発表曲が発掘され話題になっている。その曲の名前は『Time Waits For No One』。2019年6月21日、失われた歌が蘇る。

・ミュージカルのために製作された曲

『メイド・イン・ヘヴン』をはじめ、これまでフレディが歌う未発表音源は結構リリースされている。とは言え、フレディが死去して28年。普通ならもうネタも尽きる頃だが、まだ未発表曲が発掘されるなんてその活動の多彩さには驚くばかりだ。

海外ニュースサイトの「iNEWS」によると、今回発掘されたのは1986年のミュージカル『Time』のために録音されたもの。製作したデイヴ・クラークは、10年かけてフレディのボーカルのマスターテープを発掘したという

・6月21日リリース

今回リリースされるのは、歌のバッキングをピアノ伴奏にしたもの。元バージョンは48トラックの歌が入るものだが、当時、アビー・ロード・スタジオで、この曲をフレディが歌とピアノのみで演奏したことがあったそうだ。デイヴいわく「魔法のようで鳥肌が立った」とのこと。今回のバージョンはその再現なのかもしれない。

なお、発売は6月21日。特典として、フレディが曲を演奏したり曲について話す特別映像もついてくるというから、ファンは見逃せない。

デヴィッド・ボウイやマイケル・ジャクソンとのセッションでも未発表の音源が存在するという噂のフレディ・マーキュリー。死後28年経っても、その歌は響き続けている。改めて世界が失ったものの大きさを知る想いだ。

参照元:iNEWS(英語)、Twitter @AbbeyRoad
執筆:中澤星児

▼アビー・ロード・スタジオもツイート


▼ミュージカル『Time』のフレディ・マーキュリーボーカル曲『In My Defence』

▼同ミュージカルのフレディ・マーキュリーボーカル曲『Time』