2019年12月23日の夜から24日未明にかけて、こぐま座流星群が見ごろとなる。ちなみに流星群としては今年最後。ピークそのものは23日の日中であり、また元より小規模な流星群ということで、先日のふたご座流星群のような感じではないだろう。

しかし、放射点や月明かり的には観測にチャレンジしやすいという側面もある。詳細や観測のコツ、そして各地の天気など、あわせてお伝えするぞ!

・月は無い

まず朗報だが、月の影響は全く無い。国立天文台の「今日のほしぞら」によると、月はそもそも昼過ぎには沈んでしまっているもよう。つまり夜空に月は無いのだ。そこまで明るくない流星でも見つけやすい環境といえるだろう。

そして、名前の通り放射点はこぐま座……つまり北極星のすぐそばにあるため、一晩中見え続けているという点もナイス。ただし、先に述べたとおり流星群のピークそのものは23日の日中に終了していること、そして元々小規模なため、そこまで活発ではない可能性もある。

また、流星群は放射点を中心として夜空全体に流れるため、北極星に注視せず夜空全体を広く眺めるのがコツだ。見えたらラッキーくらいが丁度いいかもしれない。

・天気は

気になる天気だが、気象庁によると今夜はどうも日本海側に曇りマークが目立つ。一方で内陸部や太平洋側に関しては、晴れのち曇りと、それなりに夜空が見えそうな感じである。

ちなみに朝日新聞社のYouTubeでは、長野から東京大学木曽観測所とコラボして生中継を行っているようだ。寒いのがツラい方はこちらもアリだろう。

参照元:気象庁国立天文台YouTube
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼相変わらず、ずっと垂れ流しな朝日新聞社と東京大学による生中継