日本では7割以上の世帯に普及しているとされるスマートフォン。「スマホ依存」や「スマホ歩き」が社会問題化しつつあることはさておいて、多くの人にとってスマホが生活に欠かせない必需品であることは間違いないだろう。

スマホの普及に伴い様々なことが便利になる中、“ソシャゲ” と呼ばれるソーシャルゲームもグッと身近になった。記者自身もスマホでゲームを楽しんでいるが、のめり込みすぎには注意した方がいいかもしれない。なぜならソシャゲが原因で離婚に至る可能性もあるからだ──。

・ソシャゲで離婚の危機

かつてファミコンやプレイステーションを夢中でプレイしていた人たちの中には、いつの間にかゲームから離れてしまった人も多いのではなかろうか? かく言う記者もその1人で、あれほど熱中したテレビゲームを10年以上はほぼプレイしていなかった。

しかしスマホで手軽にゲームを楽しめるようになってからは複数のゲームをプレイしたし、現在でも2つのタイトルを楽しんでいる。おそらく「スマホでゲームをやっている」という人はかなりの数に上るハズだ。

ただし、冒頭でもお伝えした通りハマりすぎには注意した方がいい。なぜなら今回話を聞かせてくれたAさん(女性・30代前半)のように、離婚の危機にまで発展してしまう可能性があるからである。


──まずは家族構成を教えてください。

「旦那は私より3歳年上で、中学校入学を控えた娘が1人います。つまり3人家族です」

──なるほど、旦那さんがソシャゲに課金しているとのことですが、ゲームはなんでしょうか?

「いまはモンスターストライクですね。旦那の課金は6年ほど前から始まっていて、グリー、トレーディングカードゲーム、パズドラ……とこれまで多くのゲームに課金してきました」

──ふむふむ。

「旦那は基本的に無趣味で、ゲーム以外でお金を使うことがほとんどありません。なので最初は月に1~2万円ならいいかなと思っていたんです」

──それくらいなら許容範囲かもしれませんね。

「ただ、それこそ6年ほど前、初めて月10万円課金していたときは大ゲンカになりました。旦那はシラを切っていましたが、クレジットカードの明細が来るので間違いがないんですね。問い詰めたら結局は白状しました」

──失礼ですが、旦那さんはおこづかい制なのでしょうか?

「旦那には毎日食費込みで1000円渡しています。なので、おこづかい制とは言えないかもしれませんね。あとは飲み会や欲しいものがあった際、申告してくれればその都度お金を渡しています」





──それにプラスでクレジットカードですか?

「今は現金だけですね。というのも、あまりに課金がかさみ旦那のクレジットカードは常に40万円ほどの支払いがあるんです。リボ払いにしているので毎月1~2万円、つまり利子くらいしか支払えていない状態です」

──うーん、きついですね。では今はどうやって課金しているのでしょうか?

「私のカードからです。これは謎なんですが、寝ている間なのかお風呂に入っている間なのか、私のクレジット情報を抜き取ってそこから課金しているんです」

──うわー、そこまでされると防ぎようがないですね。では月額のおこづかい制にして、その中から自由に使ってもらえばいいんではないでしょうか?

「その提案はしました。だけど “俺はだらしがないから管理してくれ” と言うんです。月額のおこづかいを渡してさらにクレジットカードで課金されては元も子もないので、今は毎日1000円プラスアルファですね」

──わかりました。では旦那さんは平均で毎月いくらくらい課金しているのでしょうか?

「周期があるので難しいんですが、少なくても2万円くらいかな……? 平均だと6万円~8万円くらい? 最高は月40万円ってこともありました」

──40万円! それはヤバいですね!!

「40万円のときはヒドかったですね。これまでと桁が違うので明細を見てビックリしました」


なんと月に40万円もの課金をしていたという旦那さん。そのとき起きた修羅場とは? そしてAさんが離婚宣告を突き付けたとき、旦那さんは何と答えたのか? 気になる続きは2ページ目へ急げ!

参照元:総務省「データ主導経済と社会変革」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.