2019年もいよいよ3月に突入し、下旬の高松宮記念を皮切りにG1シーズンがスタート。上旬から中旬にかけてステップレースが開催され、クラシック戦線、古馬戦線ともに優先出走権をめぐる争いが繰り広げられる。

そして今週末は、土曜にオーシャンSとチューリップ賞、日曜に弥生賞が開催予定。すべて春のG1に直結するレースだけに今後の行方を占うことになるが、どうにも高松宮記念のステップであるオーシャンSが荒れそうだ。となれば……万馬券いただきます!

・オーシャンSの予想

なぜ荒れるのか。過去10年をさかのぼってみるととにかく1番人気が不振なのだ。ここ10年で1着で人気に応えたのは2017年のメラグラーナのみ。しかも10年のうちの5年、1番人気馬は3着以内にも入っていない。競馬に絶対はないが、穴党からしたら狙いたくなるレースではないだろうか。

配当は3連単で10万超えが当たり前。何なら、2012年には約260万の超高額払い戻しだって生まれた。今年の1番人気はおそらくモズスーパーフレア。強い4歳世代&鞍上がルメール騎手だけに押さえておきたいところだが、過去の流れに沿って切る。

代わりに買うのは前走で18着と大敗したラブカンプー、あとはカイザーメランジェ、イエローマリンバといった上昇気配のある4歳馬たち。年号も変わることだし、世代も交代すると予想する。これら3頭に加え、個人的に追いかけているダイメイプリンセスを加えた3連単ボックスで勝負だ。

・チューリップ賞の予想

逆に桜花賞のステップレースであるチューリップ賞は1番人気の信頼度が高い。過去にここを勝った馬にはブエナビスタ、ハープスター、エアグルーヴなどなど名牝揃い。そして阪神ジュベナイルフィリーズでの好走馬は堅実な傾向にある。

当てはまるのは、1着だったダノンファンタジー、4着シェーングランツ、6着のメイショウショウブ。頭1つ抜けた実力のダノンファンタジーは1着固定。単勝1倍台になればどうせ配当は安いし、そこから上記の2頭を買うのみにとどめておく。何なら馬券を買わなくてもいいくらいだ。

・弥生賞の予想

また、弥生賞もチューリップ賞同様に1番人気は信頼していい……のだが、今回ばかりは切る。1番人気にはキャリア2戦目で重賞の京成杯を勝ったラストドラフトが予想され、よほどのことがない限り負けないだろう。前で競馬をやって押し切ったことに加え、同じ中山2000の条件では頭1つ抜けているように見える。

しかし、過去にはエピファネイアやシャイニングレイが人気を裏切るなど、プチ波乱も起きるのが弥生賞。ラストドラフトはキャリアが浅く、ここいらでズッコケても不思議じゃない。ニシノデイジーとともに強く、ガチガチの決着もありそうだけど。

代わりに指名したいのが、ここ数年で同レースと相性のいいディープインパクトの子たち。今年はカントル、サトノラディウス、メイショウテンゲンが出走。そこからカントル、サトノラディウス、それに加えてキャリア1戦ながら素質を感じるシュヴァルツリーゼをチョイスして3連単で勝負する。

特にシュヴァルツリーゼはここで勝てば、一気に主役に躍り出て皐月賞の本命候補になるだろう。サートゥルナーリアに挑戦状を叩きつけるのはどの馬か。ここで好走したら皐月賞、ダービーへ繋がるどころか、その後の活躍も期待できる「登竜門」を制するのは果たして──。

・【追記(結果)2019年3月4日11:35更新】

当たった……と思ったらメイショウテンゲン買ってないし、カントルも差されてました……。シュヴァルツリーゼは良かったが、ハズレはハズレ。弥生賞はメイショウテンゲン → シュヴァルツリーゼ → ブレイキングドーン。オーシャンSはモズスーパーフレア → ナックビーナス → ダイメイフジ。チューリップ賞はダノンファンタジー → シゲルピンクダイヤ → ノーブルスコアという結果でした。

参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん万馬券原田
イラスト・執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.

理論無視のマシン・マンバくんの予想。オーシャンSは「6−1−12」

▼チューリップ賞は「8−9−12」

▼弥生賞「7−4−6」