冷凍食品のウマさには限界がある──と思っていたのはちょっと前までのこと。頻繁に食べるようになると、最近の商品はレンチンするだけでもなかなかどうしてレベルが高い。知れば知るほど奥が深いし、新たな商品を食べてみたくなる。

ということで今回は、あまり買いそうにないけど冷凍庫にあったら便利そうな無印良品の「豚角煮の中華ちまき」を試してみた。ぶっちゃけ、税込490円で2個とコンビニなら倍の個数を買えるくらいお高めの値段設定はどうなのとも思ったが、これはヨロシ。特に角煮がウマかった。

・レンチンのみで出来上がり

豚角煮の中華ちまきの作り方は、袋から取り出し皿にのっけてレンジで指定された時間をチンするだけと超簡単だ。直球でTHE冷凍食品といった感じ。


で、さっそく作ってみたら……


はい、出来上がり。大きさは大人の握りこぶしくらいといったところだろうか。ふわっと香る竹の匂いが食欲をそそるし、米の上には豚の角煮が乗っている。すでにウマそうだが、味は食べてみないと分からない。1個あたり245円とお高いので期待して食べてみると……何この角煮、ウマッ!

・米が惜しい

と、モーレツに角煮のウマさに感動したのだが、結論から言えば米が惜しかった。決してマズいという訳ではないものの、どこかパサッとしていて “冷食感” が拭えない。まぁ冷食だから当然なのだが、そこさえ改善されたらかなりレベルの高い商品だと思う。

個人的には米1合をペロリといけそうな角煮だっただけに、どうにかできなかったのかと思ってしまう。また、もう1個を食べた編集長のGO羽鳥も同じ感想。「ウマいんだけど、米が惜しい。レンチンした感じが出ちゃってるのが分かる」とのことだった。

とはいえ、やはり角煮のウマさは天下一品。冷食感の米も薄味で角煮と合っていて、とにかく健康を意識したのかなーていうのが伝わってくる商品だった。全体の味はよし。冷凍食品の進化は止まらないだけに、今後のグレードアップに期待したい。

参考リンク:無印良品「豚角煮の中華ちまき」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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