タピオカ、パンケーキ、生クリーム……。数あるスイーツの中でも “鉄板のコンビネーション” が存在する。それが「アイスクリーム × モチ」の組み合わせだ。ハーゲンダッツの「華もちシリーズ」が、品切れになるほど爆売れすることをご存じの方も多いことだろう。

その鉄板コンビネーションで勝負に出たのが、2019年9月4日から期間限定で発売開始となったマクドナルドの『マックフルーリーカスタード 白玉のっけてみた』だ。ハッキリ言ってこれは期待大。爆売れの予感がプンプンする大本命スイーツである。

・初めてのモチ

ソフトクリームとクッキー、チョコレートなどをまぜまぜしたマクドナルドの定番スイーツ、それが「マックフルーリー」だ。オレオやキットカットなど、これまで様々なフレーバーが誕生しているが、白玉……つまり “もち” が入るのは今回が初だという。

なぜならば「白玉がくっついてしまう」などの障害が多くあったようで、マクドナルドの発表によれば「開発に1年以上をかけました」とのことである。さらには「これまででもっとも苦労したメニューです」ともしているから、満を持しての発売ということだ。これは……ウマいに決まってる。

・いざ実食

というわけで、発売日当日、マクドナルドで『マックフルーリーカスタード 白玉のっけてみた』を注文。価格は税込み320円で、10月上旬までの販売を予定しているとのこと。ぶっちゃけ、オレオなどと比べて地味な見た目であることは否定できないが、大切なのは味。ワクワクしながら口に運んでみると……。


おや?


あ、あれれ?


うーーーーーーむ。


まず、全部で4つ入っていた白玉自体はとても美味しい。カスタードでコーティングされてはいるが、アイスと食べるとカスタードの味がほぼわからないので、白玉は白玉だ。うむ、美味しいし、食感ももちもちに決まっている。おもちだし。

そして、それ以上に「サクサク食感のコーンクラッシュ」がベリーナイス。サクサクとした食感はもちろんのこと、全体的に甘いマックフルーリーに香ばしさを与えてくれていた。んが、手放しで褒められるのはそこまでだ。

・味に締まりがない……

『マックフルーリーカスタード 白玉のっけてみた』は、その名の通りソフトクリームをカスタードクリームをまぜまぜしたスイーツなので、一言でいえば味に締まりがなかった。濃厚と言われればその通りだが、オレオのような後引くウマさが感じられなかったのは残念だ。

また、ソフトクリームと白玉のコンビネーションも、やや歯車がかみ合っていない印象である。これはひとえに「ソフトクリーム」と「カスタードクリーム」が同系統の味わいであるため、イマイチ白玉の風味が活きていないのだろう。せっかくの白玉が食感要員だけになってしまっているところが実に惜しい。

というわけで、期待値が高すぎたせいもあるが、やや “コレジャナイ感” があった『マックフルーリーカスタード 白玉のっけてみた』。ただ、これはあくまではじめの一歩に過ぎない。王者・マクドナルドの盛大なリベンジに期待だ。

参考リンク:日本マクドナルド
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼同日発売、あんことモチの「月見パイ」は美味しかった。

▼なぜならパイの塩分で味がボヤけてなかったから。そういうことなんだよ。

▼マクドナルドのリベンジに期待だ。いつか土下座させて欲しい。