「服がダサい」。その言葉を、あなたは誰かに投げつけられたことがあるだろうか? 人によっては、一生言われることがないのだろう。しかし私は、今まで数え切れないほどある。特に、思ったことを素直に口にする小学生・中学生の頃は多かった。

そこで今回は、「ダサい」と言われる側の心理をあるあるという形で紹介したい。個人的な例で恐縮だが、日ごろから人に「ダサい」と言いまくっているオシャレ野郎が反省してくれたらこんな嬉しいことはない。それではどうぞ〜

【学生時代に「服がダサい」と言われ続けていたヤツが心の中で思っていたこと・やりがちなこと40連発】


1. だってオカンが買ってきた服やねんもん
2. オカン「イズミヤでTシャツ3枚1000円やったわ」 ← そういうとこが原因やぞ、オカン!
3. 本当はオカンの買ってきた服を拒否したい
4. しかし拒否したところで、どういう服装がオシャレなのか自分でもよく分からない
5. その面倒くささゆえに、自分で選ぶ気をなくす
6. 惰性でオカンセレクト継続
7. 何度か周囲からダサイと言われて、はじめて自分で考えるようになる
8. どうしたらオシャレなのかよく分からないながらも、「特定のブランドを着てればいいのか?」とおぼろげに思いがち
9. 「スポーツ系の何かを着てればOKなのでは?」という一筋の希望
10. そんな中、クラスメイトの中に “セレクトショップ” なるところで服を買っているヤツがいると知ったときの衝撃
11. 彼らの繰り出す用語が意味不明
12. かろうじて「服のブランドってNikeやadidasだけじゃないんだ」ってことだけ理解できる
13. 「スポーツ系の何かを着てればオシャレ」という概念が崩れ落ちて混乱
14. さらに、友達同士が休日に服を買いに行っていると知って大混乱
15. 一緒に服なんか買いに行って何が楽しいのか?
16. さらに、クラスのオシャレなヤツが「古着屋で服を買っている」と知りまたしても混乱
17. 「古着屋で服買うって、家に金ないんけ?」と思ってしまった自分がいる
18. そんなオシャレなヤツに「ブランドじゃなくて着こなしが大事」と言われて脳が思考停止
19. え? 特定のブランドを着てればOKなんじゃないの?
20. もう何がなんだか分からない
21. 私服で友達に会うのが怖い
22. ダサいと思われるのも怖いが、変に頑張って「ダサいヤツがオシャレしてる」と思われるのも怖い
23. だから、一切頑張らずに行く
24. 友人「その格好はやめた方がいいで」
25. 俺「じゃあどうしたらいいのか教えてくれ」
26. 結局、制服の方が楽という結論に落ち着く
27. ただ、Yシャツの上のボタンをあける際には葛藤がある
28. 俺ごときがボタンをあけていいのかと自問自答
29. Yシャツのボタンを2つあけて堂々と歩いているヤツのかっこよさ
30. 3つもあけているヤツを見たら、「そこまでやったらナルシストと思われるんちゃうか?」と心配になる
31. 4つもあけているヤツは、最低1回はヤンキーにボコボコにされている
32. ボタンをあけている数とオシャレ度が比例すると理解
33. と思いきや、オシャレなヤツがYシャツの1番上までボタンを留めだして大混乱
34. え? ボタンをあければあけるほどオシャレなんじゃないの?
35. そんな疑問をすべて吹き飛ばしていくヤンキーファッション
36. 制服のブレザーをカスタムしすぎて、ポンチョみたいになっているヤンキーがいる
37. 絶対に聞けないけど、ボンタンって何が格好いいんですか?
38. ベルトを拒否してサスペンダーにするこだわりも謎
39. 制服を拒否して私服(派手なジャージ)で登校するヤンキーが自由すぎる
40. ヤンキーのファッションの方が意味不明なのに、なぜ自分ばかりがダサいと言われるのか? まったくもって納得できない

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼思春期で、服装に一番気を遣っていた頃の写真