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から揚げ、という文字を見ると反射的に反応してしまうのだけど、誰か助けてくれよ。もはや脳を経由せずに脊髄が中枢となり、から揚げに反応してしまうぞ。これくらいから揚げを愛する私(あひるねこ)であるが、なんと、まさか、から揚げが時代遅れになる可能性があるという。

そんなバカな……。から揚げの地位を脅かすなんて、いったいどんなヤツなんだ? 教えてしんぜよう。それは、「鶏の素揚げ」である。素揚げ? なんとなく味気ない気がするけど、これが超ウマいのだ。悔しいがこれから流行るかもしれない。今のうちに要チェックや!

・大塚家具新宿ショールームの向かい

東京、大都会新宿。ここに、美味しい鶏の素揚げが食べられるお店があるのだという。お店の名前は「鶏の素揚げ hoshino」。星の数ほど飲食店がひしめく新宿であるが、世間を騒がせた大塚家具の向かいのビルと書けば、多少は絞れるのではないか。お店はその4Fにある。

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・焼き鳥みたいな部位もある

なんとも隠れ家のような雰囲気だ。さっそくお店の名物、鶏の素揚げを注文してみた。砂肝やハツ、軟骨など焼き鳥のような部位もあって面白い。お客のほぼ全員が頼むであろう『伊達鶏の半身(税抜1080円)』は、出来上がりまで30分くらいかかるらしい。ちょい長いな、よし他にも頼んでみよう!

・レバー刺も頼むべし

オススメだという『鶏の白レバー刺(税抜580円)』が超美味。ごま油とニンニク醤油の2つの味が楽しめ、トロッとしていて濃厚。1口でわかる新鮮さだ。ごちそうさまでした! 素揚げを食べに来たのに、これで満足して帰る勢いだった。そんな私を引き留めるかのように、例の料理が運ばれてきたぞ。

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・ウマいの? 鶏の素揚げ

大きな皿にのった『伊達鶏の半身』がドーン。おまえがぁぁぁぁぁ、から揚げの敵(?)かぁぁぁぁぁ! モモとムネの2つの部位が贅沢に盛られて、不本意だが超ウマそうである。しかし、そんなことでは、ほとばしる私のから揚げ愛を揺さぶることは出来はしまい。おら、その実力を見せてみい!

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・ジューシーかつサッパリ

モモとムネをそれぞれ食べてみた。くそぉぉぉ超うめぇぇぇえええ!! 外パリッパリ、中は柔らか~い。モモは特にジューシーでビールが止まらないウマさ。ムネは脂っぽさゼロでヘルシーな味わいだ。オリーブオイルにつけて食べてもイイネ。

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2度揚げされているので骨までいけてしまう。まずいな……これは、から揚げの牙城を崩しかねないウマさだ。ジューシーなのに重たくなく、サッパリと食べられるので、むしろお酒には素揚げの方が合うのではないか? もはや素揚げの実力を認めざるを得ない事態である。

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・珍しい部位の素揚げ

他の部位も食べてみた。1番人気という『砂肝(税抜450円)』は、普段焼き鳥で食べる砂肝に近い。揚げることで、その旨みを中に閉じ込めているような印象だ。あとは、『背骨(税抜450円)』という珍しい部位がとても気に入った。バリバリ食べられてツマミにぴったり。これ、相当バリバリよ。

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・から揚げ好きも要チェック

あたい、一生から揚げLOVEだと思ってたけど、素揚げになら体を許してもいい……。そんなことを思ってしまうくらい、徹底的にその魅力にKOされてしまった。鶏の素揚げ屋、というと今はまだ珍しい気がするが、今後どんどん増えることを予感させる料理である。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 鶏の素揚げ hoshino
住所 東京都新宿区新宿3-28-1 新宿コルネ坂詰ビル 4F
時間 17:00~24:00(月~金)、16:00~24:00(土・日・祝)
休日 なし

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼まずは生ビール(税抜480円)
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▼鶏の白レバー刺(税抜580円)
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▼トロッとしていて濃厚、1口でわかる新鮮さだ
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▼これもオススメ、ブルーチーズポテトサラダ(税抜520円)
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▼伊達鶏の半身(税抜1080円)がドーン!
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▼モモとムネの2つの部位が贅沢に盛られている
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▼外パリッパリ、中は柔らか~い
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▼砂肝(税抜450円)
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▼背骨(税抜450円)
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▼バリバリ食べられてツマミにぴったり
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▼ジューシーなのに重たくなく、サッパリと食べられる「鶏の素揚げ」は要チェック!
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