ワイヤレス・モバイル通信業界最大のイベント「ワイヤレスジャパン2012」が、東京ビッグサイトで開催された。有名企業が多数出展していたのだが、実は中小企業も参加しており、革新的な技術を展示していたのである。

ケータイ・スマホのアクセサリーの開発販売を行っている「株式会社サンクレスト」も、驚くような保護フィルムを発表。そのフィルムとは、衝撃を自己吸収するというもの。発売日は未定なのだがサンプルをもらい、ヒヤヒヤしながらワインボトルで端末の画面を叩いてみたぞッ! めっちゃ怖かった……。

海外ではすでに「BUFF」という商品が販売されており、最近日本でも取り扱いが開始となった。今回サンプルとしてもらったものは、同種の商品と見られる。展示ブースのスタッフの説明では、こちらは「一週間前に完成した」とのこと。したがって別物である。

ワイヤレスジャパンの会場では、110グラムの鉄球を1~2メートルの高さから繰り返し落とす実験を行っていた。しかし何度落としても、キズひとつつかない。そのデモを見たのだが、いざ自分がやるとなると、なかなか勇気のいるものだ。商品は本来iPhone4・4S用なのだが、記者(私)はiPhoneを所有していないので、今回はiPod Touchを用いて行っている。

フィルムを貼った後に中身の入ったワインボトルで、ガンッ! ガンッ! ガンッ! と繰り返し落とすようにして叩いてみた。だがディスプレイは無傷である。よくよく見てみると、叩いた直後にフィルムには跡がつくのだが、自然にその跡がなくなってしまうのだ。十分な強度があると言ってよいだろう。

日常生活で端末を利用していたら、これ以上激しい衝撃を受けるシチュエーションは少ないはず。つまり、このフィルムを貼っておけば落下でディスプレイを割るという心配はなくなるだろう。頻繁に壊してしまうという方は、販売開始後に購入を検討してはいかがだろうか。ただし、衝撃実験を行う方はあくまでも自己責任で。

Photo:Rocketnews24
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▼ ワインボトルを落とすようにして、繰り返しiPod Touchを叩いてみた

▼ まだ正規販売されていないので、パッケージはちょっと地味

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