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最近は日本でも、野生のクマが山から住宅街まで下りて来て、作物を荒らしたり人間を襲ったり、大きな問題となっている。

そんななか、海外である男性が、2時間で2回もクマに襲われ瀕死の重傷を負いながらも、自撮り動画に怪我の様子を収めて、丁寧に解説まで加えて話題となっている。彼が、Facebookに投稿した壮絶な体験記と動画はかなりショッキングなので、閲覧注意であることを付け加えておきたい。

・ ハイキングでクマの親子に遭遇した男性

米ワシントン州シアトルのマディソンバレーで、トッド・オーさんという男性がハイキングに出かけた時のこと。時々、クマが出没することで知られる地域だけに、彼は用心しながら歩いていたそうだが、広い草地に出た時にハイイログマの親子と遭遇してしまったのである!

母親グマが彼に近付いて来たため、慌ててクマ撃退スプレーを噴射したものの、母親グマはトッドさんに飛びかかり腕と肩に嚙みついたのだ!!

・2時間で2回もクマに襲われた男性が瀕死の重傷に!

彼はその痛みを、「まるで、牙がついた大槌(つち)で殴られるような感じだった」と表現しており、クマは何度もトッドさんに噛みついた後、どこかへ姿を消したという。

その後、なんとか立ち上がった彼が、小走りで約5キロ先に停めた車に戻ろうとしていると、なんと、またもや同じ母親グマが姿を現してトッドさんに襲いかかったのだ! 2時間で2回もクマに襲撃されるとは、不運と悲劇が重なってしまったとしか言いようがない。

またもやクマは、彼を地面に突き倒して腕と肩に噛みつき、クマの牙が腕の骨に達して、ガリガリという音が響き渡っていたというのだ!

・自力で病院に向かい悲劇を乗り越えたトッドさん

そして、興奮したクマはトッドさんの背中上部や頭にも噛みつき、彼は、右耳上の皮膚がパックリと開いているのが分かったと記述している。

出血がひどく、もうダメだと諦めかけた時に、突然クマが襲撃をストップして姿を消したため、最後の力を振り絞って立ち上った彼は、自分の車へ辿り着くことができたのだ。こうして、瀕死の重傷を負いながらも、血まみれになった自分を動画に収めて解説まで加えた彼は、自力で病院へ。8時間にもわたる手術に耐えて、一命を取りとめることができたのだそうだ。

トッドさんは投稿の最後で、「最高の日ではなかったけど、今も生きて、体験記をシェアできたことを嬉しく思う」と綴っている。あんな重傷を負いながらも、しっかりと自撮り動画を撮影していた彼は、紛れもなく正真正銘のツワモノであると言えるだろう。

参照元:Facebook @Todd Orr [1] [2]
執筆:Nekolas

▼血が苦手な人は閲覧注意!




















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