「怠け者はいねがー。泣く子はいねがー!」藁蓑(わらみの)を身にまとい仮面をつけた “なまはげ” が、家々をまわる様子をニュース等で目にしたことがあるだろう。2018年に、ユネスコ無形文化遺産 “来訪神 仮面・仮装の神々” のひとつに登録されたことも記憶に新しい。

さてそんな人気者の “なまはげ” であるが、ここ最近は焼酎『なまはげストロング DRY』としても親しまれている。 “なまはげ” の顔面がドーンとあしらわれた、非常に圧が強いパッケージだ。一体どんな味がするのか、実際に飲んでみたぞ。

・酒粕を蒸留してつくった焼酎

こちらの『なまはげストロング DRY(税抜198円)』最大のポイントは、秋田県産吟醸酒粕を使用していることだ。なまはげの生息地である秋田は、言わずもがな日本有数の米どころ。さぞかし美味しい酒粕が使われているのだろうと、期待が高まる……

がしかし、記者は過去に酒粕を使った焼酎を飲んだ記憶がない。そこで飲む前に、どんなもんやらと簡単に調べてみたところ、酒粕をさらに蒸留して作るものであるようだ。酒粕のうまみ成分により、芳醇な香りと味わいが楽しめるとのこと。ふむふむ。

・酒粕効果か香りが豊か

なんとなくわかったような、わからなかったような気になったところで飲んでみることにしよう。グラスに移したところ無色だ。香りをかぐと、めっちゃ日本酒っぽい!! 酒粕効果だろうか。こんなにフワッと香る、焼酎ははじめてだ。

口に含むと、アルコール度数が9%なので、そこそこガツンとくる。しかしそれよりも、舌触りのまろやかさにビックリ! あまりに酒の風味が豊かなので、好みは分かれるかもしれない。後味はスッキリしているから、どんな料理にも合いそうだ。

凍ったフルーツなどを入れても美味しいに違いない。ビジュアルの強烈さとは裏腹に、まろやかで優しさも兼ね備える『なまはげストロング DRY』。「焼酎にも色いろあるんだなあ~」と、イメージを良い意味で裏切ってくれた次第である。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼酒粕を使って作られた『なまはげストロング』

▼どーーーん! 

▼思いのほか香りが豊かだけれど、後味はすっきり

▼レモンを入れても美味しかったよ