アーティストたるもの常に新しいアイディアを取り入れて、革新的な作品を作り上げていくことが要求されるものだ。

そんな、代表的な存在として知られるアイスランド出身の歌姫ビョークが、全編バーチャルリアリティーの最新PVを発表! 6分以上にわたる超大作のデキが超~斬新なのである!!

・ビョークが全編VRの最新PVを発表!

2015年にアルバム『Vulnicura』をリリースしたビョークは、2016年6月に、収録曲全てをVR(バーチャルリアリティー)としてビデオ制作すると発表。今回発表された『Notget』は、『Black Lake』をはじめとする曲に続く4曲目のVRビデオとなる。

音楽をビジュアルで表現することにこだわり続けている彼女のPVは、とにかく画期的かつ実験的な要素が多く、MTVアワードでも数多くの作品がノミネート&受賞を果たしている。

・6分以上にわたる超大作PVが必見!!

リリースされたばかりの『Notget』では、世界終焉を思わせる近未来的な場所でVRと化したビョークが歌い、幻想的かつ深淵な世界を繰り広げている。

羽根か馬のたて髪のような何かを背中からなびかせている彼女は、曲が進むにつれて徐々に体から金色の光を発し、最後には光の中へと消えてしまう。6分以上にわたる超大作となったPVは、アーティストとして研ぎ澄まされた彼女の表現力が、遺憾なく発揮された仕上がりとなっている。

・VRが実体験できるワールドツアーも敢行!

そして、ビョークは全編VRのPVを発表するだけでなく、「Björk Digital exhibition:ビョーク・デジタル・エクジビション」と題したワールドツアーも敢行。ツアーでは、観客がヘッドセットを装着して彼女のVRビデオを堪能し、ビョークの革新的な世界観を実体験出来る仕様となっている。

ビョークは、「アルバムの曲を時系列に物語るには、VRは理想的な方法だと考えている」と語っている。『Vulnicura』には全9曲が収録されているため、あと5曲がVRのPVとして制作される予定なので、ファンならずとも音楽好きな人は要チェックだ。

参照元:YouTubeRolling Stone(英語)
執筆:Nekolas

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