『ドキュメンタル』に続く松本人志の悪魔的新企画『FREEZE(フリーズ)』……そのシーズン2がついに! ついに!! Amazon Prime Videoより、7月10日に配信スタートとなった! 賞金100万円をかけた戦いのルールは「動いたら負け」、それだけである。

最初は「それ、どう面白いの?」と思いつつ観たシーズン1だが、開始15分ほどで「なるほどっ!!!」と声が出た。舞台である密室には様々な仕掛けが用意されている。つまり出演者たちは “驚くことも声を出すことも許されない” というワケなのだ。

まさに “氷” のように真顔で耐え続ける彼らの姿が、絶妙に笑いを誘う『FREEZE』シリーズ。そして私が今回の新作に、異常なまでの期待をかけている理由は……

・ついにあの男が参戦

シーズン1では出演者から「金持ちの遊び」と評されていたダウンタウン・松本人志。別室で高笑いしながら苦しむ出演者たちにチャチャを入れる役回りだったのだから、そんな恨み節が聞こえたのも仕方ないかもしれない。

「シーズン2でもまた高みの見物だろう」そう誰もが思っていたはず…………しかし!



今回なぜか参戦してるのだ!!!!!


これまで「絶対に出たくない」と言い張っていたはずの松本氏は、一体いかなる理由で参戦を決めたのだろう? そのへんは本編をご覧いただくとして、ご存知の通り『FREEZE』は、動いてしまった出演者が次々と脱落していくルールだ。

シーズン2で松本氏は “チーム対抗戦” という新ルールのもと、藤本敏史(FUJIWARA)、小峠英二(バイきんぐ)、せいや(霜降り明星)らと共に「芸人チーム」に所属。ところで、彼が “かなりの笑い上戸” であることは、ファンなら誰しもが知るところだろう。

ひょっとして……これはもしや……発案者自らがチームの足を引っ張るという最悪の……いや、最高に面白い展開になってしまうのか? そういう “前フリ” なのか!?


・俺たちにもFREEZEさせろ!

さて私には「シーズン2が公開されたら絶対やってみたい」と思っていたことがある。シーズン1を見た人はみな「この出演者よく耐えたな」と感じる場面があったはず。あるいは「こんなもん俺なら余裕で耐えるね」と鼻で笑った猛者もいるかもしれない。

果たして実際に “フリーズ” したまま番組を視聴してみたら、一体どれくらいキツいのだろう? 配信初日の7月10日、私は朝から当サイト事務所へ向かった。もちろん『ロケットニュースチーム』としてどこまで耐えられるかを検証するために。


さぁシーズン2………どっからでも来いや再生ボタンポチィィィィィィ!!!!!



記録:1分20秒


・思ったより全然キツい

「動いたら罰金1000円」という個人ルールを設定して挑んだにも関わらず、私のフリーズ状態は開始わずか1分半で崩壊してしまった。しかも「出演者の表情や動きにつられて我慢できなかった☆」というあっけない理由。これはファンとしての意識が低いと言われても仕方ないかもしれない……1000円は募金しておきました。

無念だが勝負のゆくえは残るチームメンバーに委ねられることとなった……次鋒は忍耐力に定評のある、原田記者だ。頼むぞ!


開始5分。がらにもなくクールを決め込んでいる様子。


……かと思いきや、だんだん表情が険しくなってきたようにも見えるな? ところで手で口を覆い出したようだけど、お前ちょっと口元見せてみろ………ん? お、おい! どうした!?



イカン! こりゃ完全に体調不良だ!


よく見れば目にうっすら涙をため、時おり「ドゥフッ」と苦しげな声を漏らして動いているではないか。こうなっては残念ながら、ここで失格となる旨を伝えた。当人は「俺はまだやれる」と悔しげな様子だが……一瞬で顔色がよくなったように見えるのはなぜだろう。



さぁ、最後の望みは ”底も得体も知れない男” こと中澤記者に託された。開始前から『FREEZE』に親でも殺されたかのような冷たい面持ちで画面を見つめているぞ。これは期待できそうだ!



「カタキは俺がとる」と言わんばかりに……



ピクリとも動かないまま20分が経過! そして……



竹刀のシーンでつられて動いてしまって撃沈ーーー!!!!!


・総勢12人の挑戦者

格段にパワーアップしていたシーズン2を前に、あえなく撃沈したロケットニュースチーム。興味のある人は同様の挑戦をしてみるのもいいが、あまり無理しすぎず楽しんでおいたほうが健康的かもしれない。

ちなみに芸人チームのほか大島美幸(森三中)率いる「女性チーム」は、丸山桂里奈(元サッカー日本女子代表)、野呂佳代(元AKB48でタレント)、「みちょぱ」こと池田美優(モデル)の計4名。女性メンバーはシーズン1の2名から倍増となったカタチだ。

さらにさらに! 武蔵(元K-1選手)率いる「チャンピオンチーム」には亀田興毅(ボクシング3階級王者)、新日本プロレスから真壁刀義本間朋晃の2名が参戦。血の気の多い彼らに「やられてもやり返さずに耐える」ことができるのか、まさに予測不可能である。

以上、総勢12名の挑戦者が限界に挑む忍耐テイメント『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』シーズン2は、Amazon Prime Videoで配信中だ。視聴するにはアマゾンプライムの会員になる必要があるが、入会から30日間は無料。

外出自粛の影響で「最近テレビが面白くない」と感じた人も多いはずだ。『FREEZE』はそんな笑いに飢えた民衆へ、松本人志が贈る “お笑い新形態” である。ただし危険だからくれぐれも会社や電車内で試聴しないように!

参考リンク:『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』シーズン2
Report:亀沢郁奈

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