今さらも今さらだが、ワークマンプラスが安くてオシャレらしい。最近じゃテレビやネットなど、各方面でその名を聞くだけにコスパがいいことを知っている人は多いだろう。ちなみにファッションに疎い私は、これまでワークマンプラスを知りながらも行ったことがない。

まぁ服装は人それぞれだし……と半ばオシャレを諦めていたからなのだが、今はちょうど季節の変わり目で秋冬はもっともセンスが問われる時期でもある。つまり、オシャレになるチャンスは今! 善は急げとワークマンプラスの店舗へ行ってみた!

・自分で選んだら大失敗

やってきたのは東京都練馬区のワークマンプラス練馬北町店だ。

店内にずらりと並ぶオシャレな服たち。ほほ〜、これならば噂通りオシャレになれそう! 地味なものを選びがちな私でも頑張れそうだ!

せっかくなので自分がまず着ないような上着、そして履かないようなズボンにもチャレンジしてみるとしよう。いろんな種類がある中から直感でビビビッときたものがこちら!



どうだろう……?


服を選んでいる時は「なかなかイイんじゃない?」と思っていたが、鏡に映る自分はワークマンプラスをワークマンマイナスにしかねない男にしか見えなかった。やはり慣れないことはするものじゃないなぁ……。

私自身が映えないタイプというのもあるものの、ハッキリ言ってダサいの一言に尽きる大失敗。これまで本能が働いていたからなのか、私が地味なものを好むのは失敗したくないという気持ちがあったからかもしれない。さ……帰るか……。


・お店の人に相談

そう一度は肩を落としたものの、このまま初のワークマンプラスで心に重傷を負って帰るワケにはいかないだろう。自分で選べないならば、お店の人にアドバイスをもらうのがオシャレへの近道。てことで、服選びの悩みを相談をしたところ……OK!

しかも、なんと店長の齋藤さんが全身まとめてコーディネートしてくれることに! 予算は1万円以内で収まれば嬉しいと伝え、とりあえずインナーから選んでもらったぞ。


■ヘビーウェイトコットンオーバーサイズ長袖Tシャツ(税込980円)


齋藤さん「人気の白でガシガシ洗っても大丈夫なほどタフな厚さになってます。吸水性もあって、綿100パーセントで着心地がいいですよ。あと、透けにくい生地でもあります」


──安い……! そしてシンプルでカッコいいですね。何気に店長さんとオソロ(笑)……というのは置いといて、続いて上着もお願いします!



■コットンキャンパー(税込2900円)


齋藤さん「今流行りのキャンプに必要な機能を詰め込んである商品です。カラビナやハンマーなどをかけられますし、ポケットも大きいです。そしてボタンも大きいのも特徴です。

普段はボタンって小さくなりがちなんですけど、キャンプをする人たちの声を取り入れて手袋をしたままでも とめやすいようにしています。機能、見た目ともに売れている商品ですね」


──へぇぇ〜! これ、普通の僕なら絶対に選ばない色ですよ。合わせるのが難しそうとか考えてしまって、買ったとしても結局タンスの肥やしになるパターンです。


齋藤さん「その気持ち分かりますよ。やっぱり色はカーキが合わせやすいですね。何でも合って流行ってるシェフパンツとかにも合わせやすいんですが……今回はあえてイエローをチョイスさせていただきました」


──その心は? 白シャツと合うとかですか?


齋藤さん「それもあるんですが、実を言うとこれは男性でも女性でも似合うんですよ。キャンプでもオシャレな感じに見えて、ワークマンらしさが出てピッタリかなと。全体的に見た目が明るく見えるのもいいですね。男女兼用でSサイズから展開があるのも魅力の1つかと思います」


──ナイスですね〜! 自分の中でも冒険できる服なので嬉しいです。では下の方もお願いします!



■4D防風ウォームパンツSTRETCH(税込2900円)


齋藤さん「中にフリースが貼ってあって、冬に履いてもだいぶ暖かいと思います。防風なだけでなく耐久撥水なので水を弾くのも特徴です」


──おぉっ、確かに暖かい! それで水も弾くって……これは洗っても大丈夫なんですか?


齋藤さん「何十回と洗うと、さすがに性能は落ちて普通のパンツになってしまいますけどね(笑)。ちなみに膝が3Dカットになっているので動きやすいです。屈伸しやすかったり、このあたりは作業する職人さんたちの意見を取り入れて作っています」


──ほえ〜! ここで本家のワークマン! それで2900円とはまた安い……洗って洗って買い直しても財布は痛くない値段と言いますか。ちなみにこれで全部でしょうか?


齋藤さん「いえ、もっと下まで合わせましょう!」


──シューズまで選んで予算は大丈夫ですかね?


■FC290 DIA高撥水シューズアーバンハイク(税込1900円)


齋藤さん「大丈夫です、任せてください! こちら、今年の8月に発売されたもので新作と言っても過言じゃないです」


──あっ、この靴知ってます! なぜならロケットニュース24(当サイト)で紹介されていたからです(笑)。めっちゃイイのに軽くて、しかもオシャレっていう!


齋藤さん「そうでしたか(笑)。ハイクシューズがスゴく好評だったんですが、こちらも反響が大きくてぜひオススメしたいですね。コーデは以上になりますが、色や好みは大丈夫でしょうか?」


──もちろん大丈夫です! 試着させてください!!


・コーディネート服を着てみる

途中からプロの選択に感心しきりだったのだが、はたして全身そのままワークマンプラスコーデになったらどうなるのだろうか。ドキドキしながら試着してみると……



いいやん!



「#ワークマン男子」やん!



映えやん!


イイとは聞いていたが、これは想像以上! ちなみにオシャレポイントは服以外にもあって、Mサイズの私にシャツだけLサイズという隠し技が仕込まれているそうな。どういうことかというと……

重ねて着て「ちょっと出てる」ところがポイントらしい。なんでも、今はそういう風に着こなす人が多いんだとか。それにしても、服装1つで人の印象って大きく変わるもんなんだなぁ〜。


・安さが爆発

これにて全身コーデ完了。最後にそっくりそのまま購入したのだが、ここでさらに驚いたのが値段である。ワークマンプラスが安いことは知っていたが……ななな、なんと!

合計8625円!!!!


全身だけでなく靴まで揃っているから1万ジャストくらい、もしくは軽くオーバーしているだろうと思っていたが、まさかまさかのそのまさかの9000円弱とは……安い! 安さが爆発しすぎてる!!

それで機能性もいいときたら、ただただ素直にスゴくて人気になるのも納得だ。私は似たようなものを着回してしまう習性があるため、この秋は鬼ローテでビシバシ回していこうと考えている。

いや〜、それにしても初のワークマンプラス、噂通りオシャレで安かった。ファッションに疎いからと敬遠せず、もっと早く利用しておけばよかったなぁ。

参考リンク:ワークマンプラス練馬北町店
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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