ピーナッツ! 本連載「週刊デアゴスヌーピー」も今週で100号中の第33号目。いよいよ全体のほぼ3分の1というところまでやって来た。始まったのが今年1月だから……まああと16カ月くらいかかる計算だ。マジかよ、永遠(とわ)くらい長ェな!

そんなワケで、未来のことは考えずに今をギリギリで生きていきたい。それでは第33号スタート……なんだけども、ハッキリ言って今号は超地味回である。大した事件は起きないので、あまり期待せずに読んでいただければ幸いだ。

・第33号の中身

壁も床も花も草も入っていない奇跡の第33号、その中身をさっそく公開する。今号は「リラックスタイム – みんなでお食事」というボックスの作業がメインになるようで、最初に出てきたのはスヌーピーのフィギュア! さすが圧倒的な主人公オーラである。厳密には主役じゃないけど。


続いて型紙と布。


ワイヤーが3本。


天板と脚。


サラダA、サラダB。


最後にスプーンが2本


型紙と布、ワイヤーを見た瞬間に嫌な予感がしたなら、あなたは立派な「デアゴスヌーピー」ウォッチャーだ。そう、これとほぼ同じことが第9号第10号でもあった。あの時はカーテンとベッドカバーを作ったっけ……。もはや曖昧だが、引くほど面倒だった記憶がほんのりある。

・作業スタート

さて、突如襲ってきた謎の頭痛に苦しめられながらも、さっそく33号を組み立てていきたい。まずは脚のパーツをそれぞれ切り離し、傾きがないよう天板底面の穴に接着剤で固定する。ひっくり返したら……


テーブルの完成である。


ここまでは楽勝の一言だ。が、今日の本番はむしろこれから。次第に雲行きが怪しくなるぞ。布は端をほつれにくくするため、水に溶いた木工用ボンドを裏面に筆で塗っておく。もちろんすぐには使えない。ボンドが完全に乾くまで待たねばならないのだッ。

乾いたら型紙に布を当て、四隅にセロハンテープなどを貼って布がズレないように固定。


その後、型紙の線に合わせて切っていく。

で、前回もそうだったんだけど、これがまあズレまくる。丁寧に切っているつもりなのにガタガタになってしまうのは、ハサミが布用ではないからだろうか? 家庭科の授業で使った裁ちバサミが手元にないことを悔やみつつ、気を取り直して布の裏面に両面テープを貼り……


そこにワイヤーを切って貼り付ける。


テーブルの側面にも両面テープを貼って……


台紙をはがし、布の裏面中央に当てたら……

・要注目

はい、ここが本日のモースト面倒ポイント! 布の形を整える作業である。「自然な風合いになるよう、左右にバランスよく “ひだ” を作る」とデアゴスティーニ軍曹はおっしゃるが……正直「自然な風合い」みたいなフワッとした指示が一番困るのだ。何だよ自然な風合いって! ジーパンかよ!!

結局よく分からないまま、ワイヤーと悪戦苦闘を繰り広げることしばし。何が正解なのか? そもそも正解とは何なのか? なぜ人は生きるのか? 様々な逡巡(しゅんじゅん)を重ねた末、結果的にあの布は……


割といい感じのテーブルクロスになった。

これが「自然な風合い」とやらなのかは分からないものの、それなりに上出来なんじゃないでしょうか。では最後に少し残った作業を片付けて今号は終わるとしよう。まずサラダA、Bを接着剤でそれぞれボウルに固定する。


完成である。

・音速

いや早すぎるだろ! もはやサラダとボウルが別になっている理由がよく分からないレベル。これもう最初から一つでよくないか? その点、スプーンはあらかじめ完成しているからエライよな。何もせずにただ置くだけ……って、


うわ小っさ!!!

・超ミニ

え? 幅1ミリって……幅1ミリ!? スプーンが!? いくらミニチュアとは言え、そんなホッチキスの針みたいなヤツをスプーンとして連れてきてしまって大丈夫なんか。鼻息でどこかに飛んで行ってしまわないのか。

おそらくだが、この地球上でもっとも小さいスプーンと見てまず間違いないだろう。今となってはテーブルクロスのことなど、もはやどうでもいい。スプーンを失くさずに次号以降まで所持していられるか? それが問題だ。ミッションの難易度に震えつつ、次号に続く。ピーナッツ……!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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