ワンオペ──。従業員1名でお店を回すことを指す言葉で、世間的に注目され始めたのは牛丼チェーン「すき家」がきっかけだったと記憶している。いくら深夜の時間帯とはいえ、すべての仕事を一人でこなすのは さぞキツかっただろう。

最近はあまり見かけなくなった このワンオペ営業。だがしかし、コンビニ大手の「ローソン」が驚くべき計画をぶち上げたのだ。日本経済新聞によると、なんと2025年をめどに店員一人でも店舗を終日運営できる仕組みを整えるというのである! それもう、ほぼ無人ですやん。

・ローソンが24時間ワンオペになる?

自分がよく行くコンビニの場合、日中だと店員が3~4名は常にいるイメージである。ド深夜でも2名は必ずいる。それを24時間ワンオペ化なんて、本当にできるものなのだろうか?

日本経済新聞によると、ローソンはレジを無人にしたり商品陳列を自動化したりすることで、店舗の省力化を進めるそうだ。そのためには、全商品に ICタグが取り付けられていることが条件になるという。

・2025年をめど

ICタグについては、経済産業省が2025年までに、大手コンビニのすべての商品に取り付けることを策定している。ローソンはこの計画に合わせ、客が商品を持ったまま専用レーンを通過するだけで会計できる仕組みを取り入れるようだ。なんとも近未来的な話ではないか。

でもなぁ……日中に一人で店を回すって、なんか怖くね? 客が大量に押し寄せるお昼時に、店員が一人きりってのは大丈夫なのか……? という気がちょっとしてしまう。ただ、その状態でも問題なく運営できるまでに効率化されるのなら、それは客側にとっても店員側にとってもプラスだろう。

・どうなるコンビニ

にしても、日本の小売業の人手不足は、我々が思っている以上に深刻化しているのだな。ローソンだけではなく、セブンもファミマもニューデイズもみ~んなワンオペ! という時代がいずれ来る……のかもしれない。

参照元:日本経済新聞経済産業省
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.