どうも、「世界の佐藤」です。これまでシンガポールからオーストラリアからペルーから、そしてアメリカから、海を越えて私に会いに来てくれる人たちがいた。

全国的に冷え込んだ2019年2月1日、再びシンガポールから私を訪ねてきてくれた人がいる。そういえば、以前来訪してくれた人がシンガポールで私は有名だと話してくれたが、実際はどうなのだろうか? 今回来訪してくれた人に話を聞くと、意外な事実が判明した!

・仕事の励みに

今回訪ねてきてくれた人物、ケインさんは前回アメリカから来てくれたカール君(仮名)同様にTwitterでダイレクトメッセージを送ってきてくれた。


彼は今から約4年前、仕事で困難な状況にあるなかで当サイト(英語版「SoraNews24」)の存在を知り、記事から安らぎと喜びを得ることができたそうだ。

とくに私の記事をよく読み、「iPhone行列」シリーズや「デカ盛り」、「佐藤の車」や「隠岐の島に住む友人に会いに行く」記事が印象に残っているらしい。仕事で東京に来る機会があるので、できれば当編集部を訪ねたいとのことだった。


・わざわざタクシーで来訪

私は彼の申し出を快諾して、これまた前回カール君と会ったのと同じ場所、新宿・歌舞伎町のTOHOシネマズ前で待ち合わせすることにした。昼12時にその場所で会うことを約束して、迎えた当日。やはり前回と同じように、「ここにいるよ」と写真を送った。


できるだけ目立つ場所として、TOHOシネマズのゴジラ前を選んでいるつもりなのだが、普段新宿に用がない人には、難易度が高いのかも。カール君も新宿駅を出るのに苦労していた。ケインさんも約束の時間に間に合わなかったらしく、タクシーでこちらに向かってくれていることを伝えてきた。


やっぱり難しい場所なのかな。次は違う場所で待ち合わせることにしようか。それから約5分後、ケインさんは2つの大きなキャリーバッグを引きずってやってきた。今日が帰国の日なのだとか。わざわざそんな忙しい時に、私みたいなもんに会いに来てくれて本当にありがとう!


・おもちゃのデザインをしているエリート

仕事で日本に来るというから、彼はかなり優秀な人物だろうと予想していたら、やはりエリートだった。彼が務めるのは、「フェレロ」という会社だ。フェレロ・ロシェというチョコレート菓子を手掛ける会社で、「イノベーションスペシャリスト」という肩書を持っている。


詳しく仕事の内容を聞いてみると、「キンダー ジョイ」というたまご型のお菓子のプロダクトに関わっているという。日本でいうところのチョコエッグみたいなものだろうか。


たまごを半割りにすると、半分にはチョコレート。半分にはおもちゃが入っている。そのおもちゃのデザインを行う業務に従事しているそうだ。



・私はシンガポールで有名なの?

彼は日本語がそれほど得意ではなく、私も英語をしゃべることができない。お互い、Google翻訳アプリを駆使しながら、意思疎通を図った。会話に時間がかかったものの、彼とは通じ合うものを感じ、アプリを経由しての会話は楽しいものだった。気がつけば、1時間が経とうとしている。彼はそろそろ打ち合わせ先に行かなければならない。

最後に、これだけは聞いておきたいと思う質問をぶつけてみた。ちなみに実際の会話は、Google翻訳を駆使しているので、お互いのスマホの画面を見せ合っている状態である。


佐藤「ケインさん、シンガポールで私が有名って話を聞いたんだけど、それ本当ですか?」


ケインさん「(やや困惑した様子で)そこまで有名ではないと思うけど、シンガポールから日本に行きたいって人が、情報を検索してたら、(検索結果に佐藤が)よく出てくるから知られているかもね」


佐藤「なるほど……、そりゃそうだよね。シンガポールで有名な訳ないよね」


とのことだった……。いくら英語版サイトがあるとはいえ、有名な訳がない……。


・次はマーライオンの前で

とはいえ、現地の状況がどんなものか気になる。これは行ってみるしかない! ということで、2019年中にシンガポールの様子を見に行ってみたいと思う。もしかしたら、シンガポールの熱烈なファンが出迎えてくれるかも!?


最後にゴジラをバックに記念撮影。今度はシンガポールで会おう。そう約束してわかれた。次はゴジラではなく、マーライオンをバックに2人で記念撮影しているかもしれないぞ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24