吉野家で「牛たん」を食べたことがある人は、相当な吉野家通か、あるいは結構な強運の持ち主に違いない。なにせ、吉野家の「牛たん」は 2016年春に一部店舗で試験販売されたものの、全国販売には至らなかった過去がある。そのためか、ネット上では「幻の商品」的な感じで紹介されることもしばしば。

そんな吉野家の牛たん商品『牛たん麦とろ御膳』が、ついに全国デビューを迎えることとなった。「数量限定で売り切れ次第販売終了」「期間限定」といういかにも幻のメニューらしい条件を引っ下げて、2020年6月18日11時より全国の吉野家で販売される(一部店舗をのぞく)。価格は税抜868円。幻のメニューが1000円以下だ。


もはや大事なことはほとんど言い尽くしてしまった感があるのだが、もう1つだけ紹介したい。覚えておられるだろうか。今年のはじめから、吉野家では「定食のご飯が24時間おかわり自由」になっていることを。

詳しくは以前の記事を参照していただくとして、重要なのは『牛たん麦とろ御膳』もご飯おかわり自由の対象だということ。さらに、この御膳には牛たん以外にも「とろろ・おくら・もち麦ご飯・みそ汁」が付いてくるそうだ。


牛たんだけでもご飯が進みまくるところに、「とろろ」まで揃えてくる鉄壁の布陣。最高のキャスティングである。おまけに、おかわりの場合は もち麦ご飯か通常のご飯かを選べるらしい。これらを考えると、吉野家の「ご飯おかわり自由」がもっとも活きるのは『牛たん麦とろ御膳』……と言ってもいいのではないか?

ただ、繰り返すが『牛たん麦とろ御膳』は数量&期間限定。もしかしたら、今年の夏が終わった頃にはまた「幻の商品」と呼ばれているかもしれないので、気になる人はお早めにどうぞ。

参考リンク:吉野家
執筆:和才雄一郎

▼ちなみに、『牛たん麦とろ御膳』はテイクアクトやデリバリーにも対応しているほか、テイクアウトでもご飯の増量は無料だそうだ