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真冬になると、夕方5時には暗くなってしまうし外は寒いしで、家に引きこもりがちになってしまう。家で美味しい鍋料理を食べたり、冬なりの楽しみ方もあるが、やはり、春の訪れを心待ちにしてしまうという人が多いだろう。

だが、まだまだ日本は良い方である。というのも、なんでも米アラスカ州の町が「極夜(きょくや)」に突入して、2カ月間も太陽が昇らないというのだ!!

・2カ月も夜が続く町がアラスカに!

‟極夜” に突入するため、来年まで太陽が昇らないというのは、米最北端にあり、北極海に面するアラスカ州の町バローだ。なんとバローでは、2016年11月18日午後1時28分に日が沈み、2017年1月22日午後1時17分まで日が昇らず、2カ月以上も町が暗闇に包まれるのである!

極夜とは、太陽光が当たる限界緯度である66.6度を超える、南極・北極圏で起こる現象だ。

・人口の6割以上がイヌピアット・エスキモー

2カ月も真っ暗闇が続くなんて、ヴァンパイアが喜んで住みそうな町だが、人口4200人の6割以上の住人がイヌピアット・エスキモーなのだとか。

そこで、2016年10月に行われた町民投票により、バローの町名は、元々付けられていたエスキモー名 ‟Utqiaġvik” に戻されることが決定。読み方は不明だが、「原点に戻る」という意味だそうだ。

・夏は2カ月以上も白夜が続く!

太陽が昇らない日が2カ月も続くなんて、なんだか気が滅入ってしまいそうだが、逆に言えば、真夏は日が沈まない日があるということだ。

バロー改めUtqiaġvikでは、毎年5月10日から8月2日まで2カ月以上も白夜が続くとのことで、春と夏は活動的に過ごせそうである。

筆者は寒い気候が好きではないが、年中温暖なロサンゼルスに住んでいた時は、時の流れがあまり感じられず、気持ちが引き締まらない思いがしていた。その点、日本は四季の移り変わりを感じられるため、「半年過ぎたから、今年の抱負を早く達成せねば!」といった具合に思えるのが良いと思う。嫌でも冬は巡って来るので、寒い季節にしか出来ないことをして、冬らしさを満喫するよう心掛けてみてはどうだろうか。

参照元:FOX29CBS NEWS(英語)
執筆:Nekolas