2019年も残すところわずか。令和への改元、ラグビーワールドカップ、消費税率アップ……いろんな話題があった一年でしたが、きっと皆さん自身の生活にも様々なトピックがあったことでしょう。あなたの重大ニュースは?

筆者は4月からロケットニュース24の外部ライターとなり、初めてのことばかりで戸惑いながらも貴重な経験を積むことができました。

悪戦苦闘しながら書き上げた記事は、どれも思い出に残るものばかり。そのなかでも特に印象深い「私的ベスト」を5つ選んでみたぞ~!

・苦闘5時間! 川底から温泉が湧き出る「川湯温泉」でセルフ露天風呂作りにチャレンジしてみた

地面を掘ると源泉が湧き出る不思議な川で、露天風呂作りに挑戦するという企画。この記事なくして2019年の自分は語れない。それくらいハードなロケだった。

近隣のキャンプ場に前泊して朝から掘削を開始。当初はサクッと掘り当てて当日中に帰る予定だったのだが、なにせ温泉が出てくれない。ロケは想像を超える長期戦となり、キャンプ場にもう一泊するはめになった。

ありのままを伝えるのが記事。「掘ったけど出ませんでした」という結末でも、それはそれで記事として成立するだろう。実際、そういうオチにしようかと途中で何度も思った。

だが男の意地が、それを許さなかった。「ここまで来て手ぶらで帰れるか!」という意地だけで川底を掘り続け、5時間もの死闘の末、ついに温泉が……! 正真正銘、体を張ったと自信を持っていえる記事。ぜひ読んでくれ!!


・【競馬】パドックでウンコをした馬はスッキリして激走する…のか!? 丸1日かけて徹底的に検証してみたぞ

競馬ネタ。タイトルまんま、パドックで脱糞している馬だけ買い続けたらどうなるのかという企画。

実はこれ、筆者がロケットニュースのライター募集に応募した際に、選考書類として書いた記事でもある。いま読み返してみると文章や構成など荒削りな部分もあって恥ずかしいが、自分の人生を切り開いてくれたネタであることに違いはない。思い出の一本だ。

今年も馬券ではガッツリやられたが、競馬は予想するのが最大の楽しみ。賭け金は戻ってこなくても、新聞に色を塗ったりパドックを眺めたりして楽しむだけで元は取っているというのが筆者の持論だ。

競馬の新たな楽しみ方を提案する、ちょっとお馬鹿なパドック検証。第2弾も予定してますので、乞うご期待!


・【格闘グルメ】「本物のプロレス道場の味」を高円寺で発見! 伝説の湯どうふ、ゴッチのハムエッグなど文化遺産級グルメに感激 / ちゃんこの台所

WEBライターという職業に就いた以上、いずれは有名人にインタビューする機会とかもあるのかな~なんて漠然と考えていたが、それが1年目に訪れるとは。元プロレスラーの宮戸優光さんが営む飲食店「ちゃんこの台所」を取材した記事である。

さすがにこれは緊張したが、そのぶん記事が完成したときの達成感はひとしおだった。筆者の取材はぎこちなかったと思うが、こころよく応じて下さった宮戸さんにも感謝したい。

宮戸さんが作る「 “伝説” 湯どうふ」は一撃KO必至のウマさなので、ぜひ興味のある方は訪れてみてほしい。また先日訪問した佐野巧真さんの焼肉屋も激ウマだったので、そちらの記事も併せて読んでくれっ!


・【素朴な疑問】元日本ハム・セギノールの身長は本当に1年で7cmも伸びたのか / 選手名鑑の出版社にも聞いてみた

記事の成績はダダ滑りだったが、個人的に気に入っているのがコレ。なぜなら「自分にしか書けない記事」だから。とあるプロ野球選手の身長が1年で7cmも伸びたのではという疑惑を検証した記事だ。

そもそもプロ野球選手名鑑を読んで「セギノールの身長が7cmも伸びとる!」などと気付く人が地球上に何人いるのだろうか。毎年欠かさず、隅から隅まで選手名鑑を熟読している筆者にしか書けないネタだといえるだろう。

そしてセギノールの身長は伸びたかもしれないが、記事は伸びなかったというオチに。お粗末!


・【心霊スポット検証】鬼の大ボス・酒呑童子の首が眠る「首塚大明神」がマジで怖過ぎた! これは京都最恐レベルか?

泣きながら取材した記事がこちら。心霊スポットのネタなんて、怖いしやりたくない。はっきりいって嫌である。でもやるんです!

だってそうでしょう。ビビりじゃない人が心霊スポットの取材をしたって、うまくレポートできるわけがない。怖いと思ってないんだから。そういう意味でチキンな筆者に向いている(?)企画でもありました。

心霊スポット検証」は来年以降もチャレンジしていきたいと思ってます。全く気は進みませんが……。


以上が、今年執筆したなかでも特に思い入れの強い記事5選である。取材に協力してくださった方々に感謝。ロケットニュース24の仲間たちに感謝。そしてなにより、記事を読んでくださった読者の皆さんに感謝。まさに感謝の一年でした。よいお年を!

執筆:グレート室町
Photo:RocketNews24.
イラスト:稲葉翔子

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