元横綱の曙太郎さんが所属するプロレス団体「王道」は、2017年4月17日、曙さんが右脚の蜂窩織炎(ほうかしきえん)と感染症にかかり、療養していることを明かした。

おそらく多くの人がこの蜂窩織炎について知らないと思う。実は私(佐藤)も2012年にこの病気にかかったことがある。一体どんな病気だったのか、自らの経験をもとに、お伝えしたいと思う。

・発熱と左足の腫れ

2012年1月、ある日私は、身体の猛烈なだるさを感じた。家に体温計がなかったために、発熱しているのかわからなかったが、後に病院で体温を測ると、38度くらいの熱があったことを記憶している。頭痛を伴わなかったので、放っておけば治るくらいの気持ちでいたのだ。

実はこの時、同時に左足が腫れ上がっていた。足首から先の辺りが、日増しに腫れていき、歩くと痛みが走るような状況だったのである。しかし当時の私は、発熱と左足に関係があるとは考えもせず、どちらも「そのうちに治るだろう」くらいの気持ちだった。

・医者も焦った

だが、どちらも治る気配はなく、めまいに耐えられなくなっていた。そこで仕事中に、「ちょっと病院に行ってきます」と言って近所の内科を受診したところ、担当してくれたお医者さんが「コレは大変です!」と言って、大慌てになったのである。

診察の結果、蜂窩織炎であることがわかり、すぐに点滴を受けることに。翌日も点滴を受けると共に薬を処方していただいて、約1週間で快復した。お医者さんの話では「発見が早くて良かった」とのこと。もしも治療が遅くなれば、細胞が壊死することもあるそうだ。

・古いカミソリが原因か?

直接の原因はわからないのだが、振り返ると思い当たる節はある。実はこの数日前に、私は人生初の女装に挑戦していた。

撮影の前の日、風呂場で古いカミソリを使ってすね毛を剃ったのである。もしかしたらその時に、足にバイ菌が入り、発病のきっかけになったのかもしれない。お医者さんの話では、この病気は生傷のたえないスポーツ選手がなることが多いそうだ。力士や格闘家がかかることもあるという。

とにかく、コスプレや女装のためにカミソリを使う機会がある人は十分に気を付けて欲しい。できるだけ清潔な状態で、毛ぞりをすることを強くオススメする。これにかかると本当に大変だぞ。

参照元:王道
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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