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安くてウマいものは、庶民の味方だ。特にいつもお腹を空かせた学生や、フトコロのさみしいサラリーマンのお父さんにとって、良い店の条件は、やはり「安くてウマい」だろう。そんなコスパの優れたお店を広島で発見した!

肉屋が営業する洋食店、「肉のますゐ」のサービスメニューのトンカツ(ライス付き)は驚愕のコスパを実現している。値段を聞いて驚くなよ……。350円だぞ! ライス大盛りはプラス30円!! いくら何でもサービスしすぎだろッ!!

・広島市八丁堀

お店は、広島市中区八丁堀にある。駅から歩くと約20分程度かかるので、路面電車に乗り、八丁堀駅で降りるといいだろう。お店の表側は肉屋になっているので、初めて訪ねると戸惑うかもしれない。

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建物を正面に見て、右の方に行くと洋食店の入り口に気づくだろう。

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・肉屋だから肉料理充実

肉屋なので、ハンバーグやステーキはもちろん、すき焼きやしゃぶしゃぶなども提供している。そのほかポークチョップやビーフカツ、ハヤシライスやカレーライスなどの定番洋食も充実している。

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・枝豆やポテトフライより安い!

へ~、食事だけではなくて、枝豆や冷奴、ポテトフライも置いてるのか~。飲みの需要もあるんだろうなあ。ちなみに枝豆は400円、ポテトフライは350円となっている。メニューを裏返してみると、洋食メニューがズラリ。そのなかにサービスメニューがあった。

うん? ちょっと待て! サービスのトンカツが350円だぞッ!! ということは、枝豆よりも安いやないか! ポテトフライよりも安いやないかいッ!

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・採算とれるのか?

信じられない。トンカツ+ライスで350円。これ採算は取れるんだろうか? まあ、とにかく食べてみることにした。注文した後、結構すぐにトンカツとライスが出てきたぞ。

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・いわゆる「紙カツ」

なるほど~、コレはいわゆる「紙カツ」と呼ばれるタイプのトンカツだ。イタリアンでいうところの「コートレット」に近い。豚肉を叩いて伸ばして揚げたものだ。その面積はかなり大きい。器いっぱいに広がっている。

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叩いて伸ばしているので、紙のように薄い。厚みは1センチないかもしれない。だが、物足りないという印象はない。豚肉の旨味がギュッと凝縮されている。それにも増して、ソースがウマい! 何コレ? 妙にクセになるんだけど。

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・ソースがクセになるッ!!

デミグラスソースらしいんだけど、他の洋食店やレストランのモノとはちょっと違う。口当たりがとてもまろやかで、コクはそれほど深くない。なのに、なぜかヤミツキになる感じがする。このソースだけをご飯にかけて食べたい気持ちになってしまう。

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ちなみにカツの下には、マッシュポテトが敷かれていた。それにしても、350円という価格もさることながら、ソースの旨さに驚かざるを得ない。毎日食べても飽きない味だ。350円だからといって侮ってはいけない。一食の価値は十分にある。

・今回訪問した店舗の情報

店名 肉のますゐ
住所 広島県広島市中区八丁堀14-12
営業時間 11:00~20:45
定休日 水曜日、第2火曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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