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『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』『るろうに剣心』などなど……数えたらキリがないほど名作を輩出した90年代の週刊少年ジャンプ。そんなキラ星のような作品群の中で、ひと際独特の個性を放っていたマンガが藤崎竜先生の『封神演義』だ。

神話時代の中国を舞台に仙人たちの戦争を描いた小説を元にしたこの作品。体力ではなく、策略で確実に勝利を収めていく主人公・太公望を覚えている30代は多いだろう。そしてここにきて朗報だ。この作品の無料配信が開始されたのでお伝えしたい!

・「少年ジャンプ+」にて配信開始

配信は、ジャンプを電子書籍で読むことができる上、マンガを無料で読める本格マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で12月31日までの期間限定。ますは、1000ページが公開され、1日1話ずつ追加されていく形式のようだ。

・頭脳派主人公の太公望(たいこうぼう)

無料配信が始まった『封神演義』の良いところは、太公望が頭脳派キャラのため、そんなに強さのインフレが起きないこと(最後はちょっと起こるけど)。物語の始めから最強のキャラはずっと最強であり、単純な力のバランスは変わらないところにある。

仙人としては雑魚の太公望が、時に騙し、時に逃げ、時に説得し、やむを得ない時だけ闘いながら、そんな最強キャラたちを手玉に取る様子は、子供心にスゴイと思ったものだ。

・超個性的なライバルキャラ

そして、敵である妲己(だっき)も、聞仲(ぶんちゅう)も、申公豹(しんこうひょう)も、みんな超個性的でカッコいい。私(中澤)は、「個性的であることのカッコ良さ」をこのマンガから習ったような気がする。私のような隠れファンが多いのか、今回の無料配信でネットはお祭り状態。以下がネットの声である。

・ネットの声

「私の腐の始まり!」
「何回記憶を消しても封神演義を読み返したら、何回でも飛虎にハマる自信しかない」
「封神演義また読みたくなってきた」
「家帰ったらすぐ全部読む」
「私の推しはダントツで聞仲様だからね!!」
「封神演義は名作」
「トレンドに封神演義あって死ぬかと思った」
「封神演義ほどキャラクターが充実してる漫画ないよ?」
「家に帰って封神演義読もう」
「あああああ封神演義きたあああ」
「ホント神作品」

──当時の想いを語る人から推しキャラをつぶやく人までその言葉は様々だが、1つだけ言えることは、記憶に残る名作の配信に全員が興奮しているということ。もし、読んだことがない人はこの機会に1度読んでみることをオススメしたい。

参照元:少年ジャンプ+
執筆:中澤星児