もう間もなく終わりを告げる平成の時代。昨年からは盛んに「平成の〇〇ランキング」が発表されてきたが、今回はちょっと変わった『平成の〇〇離れランキング』をお届けしたい。果たしてこの30年で、人は何から多く離れて行ったのだろうか?

・時代を反映した内容

旅行サイト「エアトリ」が発表した今回のランキング。調査は10代から70代の男女700人を対象にアンケートを実施したものだ。回答には幅広い年齢層の意見が反映されているから、世代による偏りは少ないと考えていいだろう。

さて、平成の後半から多くのメディアで取り上げられた「若者の〇〇離れ」。その引き金となったバブル崩壊から20年以上が経過するが、果たして世の中の人が選んだ『平成の〇〇離れランキング』は何なのだろうか? 1位から15位までを一気にご覧いただきたい。

・平成の〇〇離れランキングTOP15

第1位: タバコ
第2位: 新聞
第3位: ギャンブル
第4位: ゴルフ
第5位: 恋愛
第6位:
第7位: ゲーム
第8位: 結婚
第9位: カラオケ
第10位: お酒
第11位: テレビ
第12位:
第13位: 読書
第14位: 年賀状
第15位: 音楽

というわけで、車やギャンブル、新聞を抑えて第1位となったのは「タバコ」であった。タバコ離れ若い世代に限らず、ここ10年ほどで全体を通して大きく進んだ。タバコの値上がり、健康志向、そして喫煙場所に関する法的整備。これからもさらに「タバコ離れ」は進んでいくことだろう。

・お金の若者離れ

また6位の「車」はトップ3あたりに食い込んでもおかしくないほど何かと話題になるが、車離れが進んでいるのはあくまで都心部での話。実際には車がないと生活が成り立たない地域の方が圧倒的に多いため、6位で落ち着いた格好だ。

さらには4位の「ゴルフ」も、バブルの崩壊とともに一気に「〇〇離れ」が進んだものの代表格に違いない。さらには2位の新聞もインターネットの普及と大きく関係しているものと推測されるので、「〇〇離れ」は時代背景や出来事、環境などが大きく反映されているのであろう。

ちなみに、数年前にインターネットで話題になったのは「若者の〇〇離れ」ではなく「お金の若者離れ」であった。お金がないから若者から様々なことから離れていく、といった内容だが、確かにランキングを見ると大半のことはお金があれば何とかなることなので「お金の若者離れ」はあながち間違いではないのかもしれない。

参照元:エアトリ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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