トイレから出た後や食事前に手を洗うことは、衛生的にとても大切な習慣である。だが、手に付着したバクテリアなどは目に見えないため、つい手を洗わないまま過ごしてしまう人もいるだろう。特に、子供に手を洗う習慣をつけさせることは容易ではない。

そんななか、ある教師が「必ず食事前は手を洗おう……」と思わずにはいられない実験結果を発表しているので、紹介したいと思う。その結果を見たら、きっと手を洗わずにはいられなくなってしまうはずである。

・手を洗うことの大切さを学ぶ実験

「手を洗うことの大切さ」を児童に学ばせるために、学校の授業で実験を行ったのは、米ノースカロライナ州カンバーランド郡の小学校で教師をしているドナ・ジル・アレンさんだ。彼女は Facebook に実験の内容を投稿。そこには、「用意するものは3枚の食パンとジップロックのみ」と書かれている。

そして、ゴム手袋をはめた手でパンを入れたジップロックには「管理済み」と書かれ、きちんと洗った手でパンを入れたジップロックには「きれいな手」との文字が。最後に、手を洗っていない児童が順番に触ったパンが入っているバージョンには「汚い手」との文字を書き込み、しばらくそのままにして、どのような変化が起こるか経過を観察したという。

・「食事前は手を洗おう……」と思わずにはいられない実験結果に!

ドナさんの投稿では、正確に何日食パンを放置していたのか詳細は記されていないが、実験結果を報告する画像を見たら、「必ず食事前は手を洗わなくては!」と思わずにはいられなくなるはずだ。……というのも!

「管理済み」と「きれいな手」と書かれたパンには何も変化が起きていないのに対し、「汚い手」と書かれた方のパンはカビだらけになっていたからである!!

・保護者に大人気の実験に!

この実験結果は、子供や児童に手洗いの大切さを学ばせたいという保護者や教師の間で、「家や授業で真似してみる」と大人気に! 彼女の投稿は7万4000件以上シェアされ、「いいね」は5万件に近くに迫る勢いとなっている。

ちなみに、「実験を行う時は、保存料が入っていない手作りのパンを使用するように」とのアドバイスがネットユーザーから書き込まれていたことも付け加えておきたい。こんな実験結果を見たら、手洗いを面倒くさがる子供でも、きちんと食事前に手を洗うようになるのではないだろうか。

参照元:Facebook @Donna Gill Allen
執筆:Nekolas