タバコは吸いだしたら簡単にやめられないというが、吸わない人にとって喫煙者は迷惑な存在だったりする。困った時は場所を移動したり、子供を連れている時などは「喫煙を遠慮してください」と告げる人もいるだろう。

その辺のマナーは喫煙者も吸わない人もお互いに気遣いたいところだが、ロシアでタバコが原因となり、信じられないような事件が発生した。なんとタバコにキレた男が、喫煙者であるルームメイトのムスコを切断して殺害したというのである……。

・メッタ刺しにされた男性が発見される

英ニュースサイト『The Sun』によると、ロシアのモスクワで37歳のエデュアルド・アシロヴという男性が、ナイフでメッタ刺しにされ、遺体で発見される事件が起こった。

隣人によって発見された彼は、トータルで40カ所も刺されており、股間に5カ所、腹部に9カ所もナイフの刺し傷が残っていたとのこと。そして、切断されたムスコが枕に置いてあったというから、残虐極まりない殺害方法である。

・「タバコに我慢できなかった」と供述

その後、エデュアルドさんのルームメイトだった45歳の男が警察に出頭し、犯行を認めて自首。その匿名男性は、何度もエデュアルドさんと喫煙について口論となり、ついに我慢できなくなって犯行に及んだと供述している。

・ルールを決めなかったのだろうか……

いくらタバコに耐えられなかったからといって、その人物を殺さなくてもよかろうに……と思わずにはいられない。容疑者とエデュアルドさんのどちらが先にアパートに住んでいたのかは不明だが、一緒に住む前に喫煙について話し合わなかったのだろうか。とにかく、“おそロシア……” としか言いようがない事件である。

筆者も、海外に住んでいた時にルームメイトと同居したことがあるが、掃除の順番やバスルームの使用など全てにルールを決めていたので、モメることなく暮らすことができた。最近、日本でもシェアハウスなどで他人と共同生活を送る人が増えているだけに、住み始める前にルームメイトときちんとルールを決めておいた方が良いかもしれない。

参照元:The Sun(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.

▼喫煙が原因で殺害されたエデュアルドさん