日本ではお正月。そしてもちろん、南極大陸のド真ん中で、南極点に向かっている荻田泰永(おぎたやすなが)氏の元にも新年はやって来る。日本から持参した鏡餅とおしるこで、彼は正月気分を満喫したようだ。

・荻田氏からの定期連絡(日本時間 2018年1月1日)

現在地:南緯 88度52分 西経 83度28分
この日の移動距離:29.1km
標高:2732m
天候:晴れ
気温:マイナス21度

・1000km踏破

前日は新雪に足をとられて、なかなか思うように進めなかったようだが、この日は快晴。標高もほぼ横ばいで順調に歩を進めることができたようだ。スタート地点からの距離はちょうど1000kmに達し、荻田氏自身もゴールを意識しているもよう。

・おしるこの味は?

それにしても、マイナス21度の南極の大地で食べるおしるこの味は、一体どんなものなのだろうか? 冒険用の携行食が続いていることを考えれば、その甘味がかなり美味しく感じるに違いない。とにかく、このまま無事にゴールして、2018年の幕開けを華やかに飾って欲しい。

協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
★こちらもどうぞ → 荻田氏の「南極冒険

▼スタート地点からちょうど1000km。ゴールはもう近い