本場イタリアはもちろんのこと、世界中の人から愛されるピザ。言うまでもなくピザは日本でも大人気で、特にネット民はピザ好きのイメージが強い。最近では「1枚買えば1枚無料」どころか「1枚買えば2枚無料」なんてキャンペーンまであるから、ピザ好きとしてはありがたい限りである。

さて、ピザを語る上でイタリアと共に外せない国がアメリカだ。なにせ、アメリカ人のピザにかける情熱は熱烈! 例えば、今回紹介する「ピザが焼ける配達車」まで開発してしまうのだから。

・開発は世界のTOYOTA

2018年10月末、アメリカのピザハットは「ピザが焼ける配達車」を発表した。正式名は「ピザ製造用ピックアップトラック」で、開発したのはなんとトヨタ自動車だという。無駄にエコなことも特徴で、ピザカーにはトヨタの技術を結集した「水素燃料電池」が使用されているらしい。


ピザを焼くために開発されただけあり、ピザカーには冷蔵庫・ロボットアーム・コンベアオーブンが搭載されている。ピザを焼く作業は全自動で、注文から6~7分あればアツアツのピザが焼きあがるとのことだ。

このピザカーについて、ピザ・ハットの最高ブランド責任者、マリアン・ラドリー(Marianne Radley)は以下のように述べている。


「オーブンから取り出したばかりの焼きたてピザよりも味が良いピザはありません。我々はお客様に最高の体験を提供するために、メニューだけでなく、デジタルとデリバリーの面でも革新を起こしたいと思っております。The Tundra PIE Pro(ピザカー)は、その情熱に命を吹き込んでくれる存在なのです」


……ちょっと何を言ってるのかわからないが、ピザへの凄まじい情熱だけは伝わってきた。ピザ魂……おそるべし。

とにもかくにも、アメリカのピザハットは本気でピザカーを運用するつもりのようだ。もしかしたらアメリカだけではなく日本でもピザカーを見かける日が来る……のかもしれない。

参照元:Instagram @pizzahutHUT LIFE
執筆:P.K.サンジュン