固定観念を取っ払った独自の視線を持ち、その発言がたびたび注目される “ホリエモン” こと堀江貴文(ほりえ たかふみ)さん。最近もキングコング・西野亮廣さんとの共著『バカとつき合うな』が20万部を突破するなど、その影響力は衰えを見せない。

そんな堀江貴文さんが盛大にブチギレた──。普段からぶっきらぼうな物言いなので誤解されがちだが、堀江さんがここまで激ギレすることは珍しい。きっかけになったのは、堀江さんが自身のインスタグラムに投稿した「お肉の画像」である。

・お肉の投稿で

2019年1月、堀江さんが投稿したのは「和牛とウニの寿司」の写真だ。どこからどう見ても “ウマいオーラ” があふれまくっており、基本的にはハッピーな画像でしかない。ではなぜ堀江さんは盛大にブチギレてしまったのだろうか?


理由はこのハッピーな画像についたコメント。


「や、やさい食べてますか?w」


という一言に、堀江さんは全力で反応し、インスタグラムではありえない長文でコメント主にブチギレたのだ。少々長くなるが、以下で全文をご覧いただきたい。


「ホントクソな質問だよな。お前死んだ方がいいよ。肉の写真をアップしてるのはインスタで和牛を広めたいからってんの見てわからない? お前クソ? そもそもふつうに野菜は好きだからたくさん食べてるけどインスタでそれをアップしてもクソの役にも立たねーだろ。

それを野菜とかを子供の頃嫌いだっただろうお前みたいなやつらに邪智されたくないね。おれは美味しい野菜を子供の頃からたくさん食べててむしろ肉より野菜の方が好きだった。それは食ってた肉がまずかったからだ。それを良薬口に苦し的な文脈で野菜を食べた方が健康ですよって上からマウントでクソコメント送るなボケ。二度と来るな」


要するに最後の「意味不明なマウントを取ってくるな」ということなのだろう。基本的に敵も味方も多い人なので、堀江さんのSNSには「やさい食べてますか?」よりも遥かに辛辣なコメントは多い。だが、何かしらの要素が堀江さんのスイッチを入れてしまった、と思われる。

・ネットの声

「それくらいでキレるなよ」
「カルシウム足りてるか?」
「これ野菜食べてないだろ」
「虫の居所が悪かったのかな?」
「言いたいことはわかる。でも死んだ方がイイ、はダメだ」
「ここまでキレることないけど、普通にコメントがクソ」
「バカにつき合ってあげたんですね」
「コメントする方も、これくらい言われる覚悟でコメントしないとな」


個人的にはまず「えらいな」と感じた。SNSの達人・堀江さんが、常人よりも遥かに高い「SNS耐性」を身に着けていることは明らかだ。要するに今回のコメントも、スルーしようと思えばスルーできたコメントなのである。

それに対し、これだけのカロリーを割いて「そういうコメントしない方がいいよ」そして「理由はこうだよ」と解説してあげるなんて、単なる親切とも見えないだろうか? 確かに口は悪いが、自分だったらイチイチ反応していられないことを考えると、立派だとさえ感じた次第だ。

実際にインターネットの世界、特にSNSには「クソみたいなコメント」があふれている。インターネットが誕生しもう30年近く経つが、いまだネットの世界は成熟しているとは言い難い。もしかしたら堀江さんのような人は、その世界を良くする使命を帯びているのかもしれない──。

参照元:Instagram @takapon_jp 、 Amazon「バカとつき合うな」
執筆:P.K.サンジュン