iihuhu

ネット上である議題が話題になっている。30代男性が「専業主婦の妻に家事を手伝うように要求されている。これは差別ではないのか?」と投げかけ、波紋を呼んでいるのだ。

全く同じ労働時間の共働きならば話は簡単だ、それぞれが同じだけ家事をすればいい。しかし専業主婦の場合「どこまで夫にヘルプを求めていいものなのか?」はかなり曖昧である。 今回は既婚者である私(P.K.サンジュン)が導き出した、限りなくフェアな答えを解説したい。

・男女平等が前提

一昔前の昭和の時代ならば、専業主婦が家事を全てこなすのがあたり前だったように思う。だが時代の流れと共に価値観は変わり “男女平等” が叫ばれて久しい。時には女性だけを優遇した「逆差別」なる言葉も登場するほどだから、基本的には「現代社会は男女平等」という前提で話を進めていく。

serakore32

記者は結婚して約4年。我が家は共働きなので「平日は出来る方が家事をする」という暗黙のルールが存在する。早く家に着いた方が夕飯を作り、夕飯を作らなかった方が片付ける……などの分担があり、休日は家事を半々で分担するのが、いつの間にか定着した家庭内ルールだ。

・いきなり結論

我が家のように共働きならば話は簡単だが、問題は専業主婦の場合である。まずは結論から言ってしまおう……妻が専業主婦の場合、「夫は家にいるとき半分は家事を手伝うべき」だ。どうだろう? とてもシンプルな結論ではないだろうか?

IMG_7542

ぶっちゃけ、「専業主婦なんだから家事は全部やってくれよ」という男性の気持ちはわからなくもない。よくある専業主婦のヒステリックな叫び「労働時間は専業主婦の方が長いのに! ムキーー!!」という意見も嫌いだ。ただし「金を稼いでる俺の言うことを聞け」という主張はもっと嫌いだ

生きていくためにはお金がかかる。そしてお金を稼ぐのは楽ではない。だがしかし、金で最も身近にいる妻をコントロールできると思ったら大間違いだ。そこまでの力はお金には無いし、「稼いでないくせに!」と思うなら、妻を働きに出した方が精神衛生的によっぽどいい。

ただし! 夫が帰ってくるまでに完了できる家事は、妻も終わらせておくべきである。やろうと思えばできる家事を「めんどくさいから」「なんとなく」という理由で夫に取っておくのは言語道断。それを夫に押し付けるのはルール違反だ。

IMG_1980

・家にいるときは半分手伝う

夫が仕事に全力で取り組んでいるように、専業主婦が家事に全力で取り組んだ結果、仕方なく余ってしまったことならば、夫も半分は手伝うべきである。当然、休日は妻にとっても休日だから50%を負担しよう。この理論ならば、かなりフェアな条件なのではないだろうか?

とにもかくにも譲り合い、お互いがそれなりに納得できる家庭内ルールを作りあげることが最重要といえるだろう。我が家は「週末に掃除する」と決まっているのだが、妻が用事で出かけてしまい「2週連続俺1人でやってるじゃねーかよ!」と思うこともある。ただし……それはお互い様だ。

最後は父から授かった金言で、このコラムを締めたい。

「いいかサンジュン、結婚は妥協だぞ! 妥協するんだよ!! もともと他人同士なんだから、お互いに妥協するしかないんだよ!」

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼どうしても家事が面倒になったら、マスクを被って勇気を出すのもオススメだ。