正確に「何年前!」とは言えないが、昔よりは確実に「炭酸人口」が増えている気がする。ここで言う “炭酸” とは、コーラやサイダーではなく「炭酸水」のこと。コンビニで普通に炭酸水が並んでいるなんて、一昔前なら考えられなかった。だって、昔そのまま炭酸水って飲んでた?

炭酸水は基本的に0kcalであることから、おそらくダイエッターからの支持を得ているものと思われるが、私、P.K.サンジュンも1日に2~3本の炭酸を消費している炭酸愛好家だ。中でもお気に入りは、刺激バシバシの強炭酸でお馴染みの『ウィルキンソン タンサン』である。

・お気に入りはウィルキンソンのグレープフルーツ

私が炭酸水にハマった理由は、ズバリ「0kcalだから」だ。油断するとすぐに太る私にとって、ジュース類はまさに天敵。かといってお茶じゃ物足りない私が炭酸水に辿り着くのは、ある意味で必然だったのであろう。

それまでは「コカ・コーラZERO」を大量消費していたのが、今ではすっかり無味にも慣れて炭酸水で十分な体になった。とはいえ、プレーンな炭酸水だと少々飲みづらいため、私はレモンやグレープフルーツなどの “フレーバー系炭酸水” を愛飲している。

私が毎日飲んでいるのは「ウィルキンソン タンサン」のグレープフルーツ。飲み始めてから かれこれ3~4年になるが、もはや私にとっては水以上に水的な存在だ。グレープフルーツを軸に、プレーン、レモン、オレンジあたりを挟むのが私の習慣になっている。

そのウィルキンソン タンサンに新フレーバー「ピーチ」が登場したのは、2020年7月のこと。これまでも「ジンジャー」などはあったが、私が記憶する限り「ピーチ」は今回が初めてのハズ。そして近所のスーパーでズラリと並ぶウィルキンソンを見て、ふと思った──。


「全部混ぜたらどんな味になるのだろう?」──と。


と・い・う・わ・け・で! 今回はウィルキンソン タンサンの「レモン」「グレープフルーツ」「オレンジ」、そして新発売の「ピーチ」を混ぜて飲んでみることにした。なお、全て無味なので “味” という表現は適切ではないかもしれないが、この記事では香りも込みで “味” と表記させていただく。

・4つの味を混ぜる

さて、用意したのはウィルキンソン タンサンの「レモン」「グレープフルーツ」「オレンジ」「ピーチ」の4種類。そして空の2リットルのペットボトルだ。ウィルキンソンは各種500mlなので4本全てを2リットルのペットボトルに注げば、ピッタリ収まる計算である。

さっそく、炭酸が抜けぬよう慎重に慎重に、ウィルキンソンを空のペットボトルに注いでいく。途中「もしかしたら溢れるかも?」とか「減ってるかも?」と思ったが、4本目を注ぎ終わると2リットルのペットボトルはピッタンコで満タンに。あとは軽く揺らして混ぜれば準備はOKだ。

いざ飲んでみると、ほう……これはなかなかウマい。何より特徴的なのは口当たりのまろやかさで、レモンを単体で飲んだ時のようなトゲトゲしさは皆無。私が大好きなグレープフルーツと共通する、とにかく飲みやすい味に仕上がっていた。

・すごく美味しいけれど

……が、残念なことにいくら考えても、いくら味わい直してもこの味を「〇〇味!」と断定することができない。あえて言うなら「フルーツポンチ味」だが、それは私が元ネタを知っているからだろう。これは困った。

ただし、心配はご無用。我々、ロケットニュース24にはグルメ記事を執筆するライターたちが多く在籍している。彼らならばズバッと「〇〇味!」と腑に落ちる答えを導き出してくれるに違いない。あえて正体は明かさず、ライター8名にミックス炭酸水を飲んでもらったところ……。


Yoshio「さくらんぼ」


せいじ「ピーチ」


和才「桃」


佐藤「ピーチ?」


亀沢「ピーチ!」


原田「桃……」


あひるねこ「桃(ニヤッ)」


田代「アメリカのお菓子☆」


多数決の結果、「全部混ぜるとピーチ!」と言いたいところだが、ピーチは入っちゃってるので却下。厳正な審査の結果、今回はYoshioの「さくらんぼ味」を採用させていただく。これはなかなか言い得て妙。その後、何度も飲んでみたが「さくらんぼ味」に感じないこともない。いや、むしろかなり近い気がした。

・さくらんぼ味に認定

というわけで、ウィルキンソン タンサンの「レモン」「グレープフルーツ」「オレンジ」「ピーチ」を混ぜると、さくらんぼ味になる。しかもかなり美味しいので、興味がある方はぜひ1度お試しいただきたい。ただし、人によっては「アメリカのお菓子味」に感じるかもしれません。現場からは以上です。

参照元:アサヒ飲料「ニュースリリース」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.