業務スーパーの中華食材の充実ぶりと言ったらない。材料系から餃子や中華揚げパンこと油条(ヨウティアオ)、そして小籠包もウマイ!

すでに定評のある業務スーパーの冷凍小籠包だが、これをさらに美味しくする方法をご存知だろうか。試してみたところ何もしないで食べるより100倍はウマい! ほぼ上海にある名店の味になったのだ。

・食べるときにコレを使え!

その名店の名は「南翔饅頭店」! 1871年に創業した上海系小籠包の老舗にして、代表格のお店である。有名観光地 豫園の店舗に行ったことがある人も多いのではないだろうか。

さて業務スーパーの冷凍小籠包も確かに美味しいが、いったいどうやって名店の味に近づけるのか? 答えはズバリ……調味料だ!

一般的に中華圏では小籠包を食べる際に「香醋(シャンツー)」という黒酢を使うのだが、そのセオリーを無視! 使うのは英国グルメ「フィッシュ&チップス」でお馴染みハインツのモルトビネガーである。これを小籠包にかけると、なぜか豫園の小籠包の味に近づくのだ! 


ひとくち食べると……目を閉じれば上〜海〜‼︎

・豫園の酢の味は他とは違う

これは、そもそも南翔饅頭店の豫園店の1Fに置かれている香醋の風味が他のものと異なるからではないだろうか。豫園店の香醋は一般的な香醋より丸みを帯びており、クセが控えめだ。その特徴がモルトビネガーに通じるものがあり、小籠包にかけて食べると「似ている」と感じるのである。

以前、南翔饅頭店に行った際、酢が衝撃的にウマかったため、お店の方に詳しく聞いてみたことがある。香醋の産地である江蘇省・鎮江(ちんこう)産のものということは教えてもらえたが、具体的なメーカーやグレードは不明で手詰まり状態だったところ……まさか「フィッシュ&チップス」の酢が似ているとは思わなかった!

・蒸し器での調理がマスト

ハインツのモルトビネガーは輸入食品店やオンラインショップで購入することができる。これ1本あれば小籠包が何個食べられるだろうか!

より本場っぽく食べるために気をつけたいのは調理法だ。温めには蒸し器を使おう。業務スーパーの小籠包はレンチンでも食べられるが、レンジでの温めだと皮のプルプル感がうまく出ないことが多く、残念な食感になりがちなのだ。

蒸し器で調理×モルトビネガー。これだけで、ただでさえウマい業務スーパーの冷凍小籠包が100倍はウマくなるので気になる人はぜひ試してみてほしい。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼業務スーパーの小籠包を

▼蒸して

▼ハインツのモルトビネガーをかけて食べると

▼名店の味っぽくなる!

▼ぶっきらぼうに詰めるとより雰囲気が出るかも!