セブンイレブンは行っちまったのさ。最強の向こう側へ──。2020年6月4日、セブンのそばコーナーの棚に並んだ新商品を見た時、私(中澤)は震えた。その商品とは「とろ玉そば」、正確には『だし割とろろを味わうとろ玉そば(税込464円)』。半熟卵がついたとろろそばである。

え? 普通じゃね? きっとそう思う人もいるだろう。しかし、私は思うのだ。「誰もヤツには追いつけない」と。なぜならば……

セブンイレブンのとろろそばに足りなかったもの

以前の記事で、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの「とろろそば」を食べ比べた。詳細は記事をお読みいただければと思うが、結果をざっくり言うとセブンイレブンのとろろそばの圧勝。そば、とろろ、ワサビ、全てがウマく、完成度が段違いだったのである

そんなセブンに勝てないまでも最後まで抵抗した者がいた。ローソンだ。前述の通り、セブンよりは完成度が落ちるローソンのとろろそば。では、なぜそんなローソンがセブンにあらがえたのか? その理由は1つ……


半熟卵がついていたから


コク深い甘みはとろろそばにおける愉悦! 『Fate』で例えるなら1人だけ宝具を持っているようなものである。3つのとろろそばの中で、ローソンはゲイボルグ並みの貫通力を有していた。


・『とろ玉そば』の登場

ここまで言えば、冒頭で私が震えた理由もお分かりかと思う。そう、セブンイレブンの『とろ玉そば』は、ただでさえ最強のサーヴァントが宝具を持ったようなものなのだ。最強の向こう側へ行っちゃってる。

コンビニそばでコレを超えるものは今後現れないのではないだろうか? そう思ってしまうほどに、確かな素材の味、さらに半熟卵の派手な旨み! トロけるそのウマさは悪魔的かつ絶対的に我々の舌を支配する

もはや、コンビニそば戦争もピリオドだ。ヤツはそれほどの力を持っている。誰もヤツには追いつけない──。

ちなみに、セブンイレブン『とろ玉そば』は去年も発売されているようなので、このウマさをすでにご存知の人に対しては「時期が来ましたよ」とお伝えしたい。これからは風物詩決定だなコレは。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.