「天才」、彼を称するのにほかにふさわしい言葉が浮かばない。ロバートの秋山竜次さんは、架空の誰かになり切る “憑依芸” で、その才能をいかんなく発揮している。フリーマガジン『honto+』クリエーターズファイルで定期的に新しい作品を公開しているのだが、その最新作品がヤバい!

ナンバー41の「押上希江(おしあげきえ)」は、一体どんな人物なのか? 公開された動画を見てみると……「魔性の女詐欺師」とある。うん? ちょっと待て、これクリエーターじゃねえじゃねえかよッ!!

・公式サイトによると

クリエーターズファイルの公式サイトの説明には、次のようにある。

「秋山竜次(ロバート)が毎回、最新鋭のクリエイターを紹介する「クリエイターズ・ファイル」公式サイト」(クリエーターズファイルより)

つまりこの女詐欺師もクリエーターということのようだ……。


・クリエイティブな手口?

映像は、詐欺事件の真相を探るドキュメントタッチで仕上げられている。女詐欺師が3日間で6億円をだまし取ったその手口について、被害者という設定の3人の男性の証言。そして女詐欺師と同じく、秋山さん扮する犯罪心理ジャーナリストの解説を交えて、進行していく。

その騙しの手口があまりにもクリエイティブだというのだが、映像の最後には意外な真実が!? 一筋縄ではいかない秋山流笑いのエッセンスがふんだんに散りばめられており、思わずニヤっとしてしまう。


・異例の早さ

なお、この動画は公開から9日で、すでに約68万回再生されている。これまで公開された動画のなかでも、異例のスピードで再生回数を稼いでいる。これはもしかしたら、クリエーターズファイル史上もっとも再生される作品になるかも!? それにしても、秋山さんには限界がないのか? どこからキャラの発想が生まれているのか、興味が尽きない。

参照元:YouTubeクリエーターズファイル
執筆:佐藤英典