コンビニでコーヒーを買うことは、多くの人にとって日常の一部ではないだろうか。とりわけセブンイレブンのコーヒーの評価は高く、一時はコーヒーショップの存在を脅かすまでになった。ここで、皆さんにお尋ねしたい。コンビニコーヒー最強は、やはりセブンイレブンなのだろうか?

「そうだ」と答える人が多いかもしれないが、私(佐藤)はスリーエフ系のコンビニ『gooz(グーツ)』が最強であると言いたい。なぜなら、格安なのに自由度が高く、自分好みにアレンジできるからである。どれだけセブンが高い評価を得たとしても、コーヒーとなるとグーツに太刀打ちできないだろう。

・店舗調理にこだわる

グーツは店内調理を売りにするお店だ。一般的なコンビニであれば、お弁当やお惣菜の多くが配送でまかなわれている。郊外の工場で製造した商品が店舗に配送された後に、販売される。しかしgoozは弁当やパンなどほとんどの商品を店舗調理している。

それらの中で、例えばおにぎりを見てみると……

驚くべき品ぞろえ! コンビニというよりも、お弁当専門店に匹敵するレベル。

パンのラインナップも充実しており、スーパーのベーカリーのよう。女性を中心に支持を得ているのも頷ける。


・コーヒーアイランドがすごい!

中でも最も注目なのが、グーツの「コーヒーアイランド」だ。これは、自分好みに味をアレンジできるコーヒーサービスである。

コンビニコーヒーというと、コーヒーマシンで1杯ずつ淹れたてを味わえるのが魅力なのだが、味は固定されており、「もう少し苦味が欲しい」とか「もっと酸味を加えたい」などの要望を叶えることができなかった。

しかし、グーツのコーヒーはカップに自分で注いで、好きにアレンジすることが可能だ。淹れ置きではあるものの種類も豊富で、モカ・キリマンジャロ・ブレンド・グァテマラアンティグア・ダークローストのほかに、キャラメルバニラ・カフェインレスの7種が用意されている。


なお、アイスコーヒーも2種用意されていた。


・価格はコンビニでも、バリューはコンビニ以上

また、コンディメントも充実しており、ミルクはレギュラー・リッチ・ノンファット・豆乳の4種。フレーバーシロップまで置いてある。コンビニのレベルを超えている充実っぷりと言えるだろう。

にもかかわらず、値段はコンビニ価格なのだ。ホットコーヒーのカップは12オンス(140円)と16オンス(185円)。

アイスは氷入りで12オンス(160円)と16オンス(190円)となっている。好きなサイズのカップを取って、飲みたいようにコーヒーをアレンジすればOK!

コーヒーは好きだけど、味の違いがよくわからないという人は、店内にあるコーヒーマップを見ながら自分の味を探るのもいいだろう。


・店舗が少なすぎる……

このように、とても素晴らしいグーツなのだが、ひとつだけ弱点がある。それは店舗数が少ないこと。都内には中目黒に1店舗、埼玉のパーキングエリアに1店舗。神奈川には横浜と平塚のパーキングエリアにそれぞれ1店舗。計4店舗しかない。

今後なんとか店舗を拡大して行って欲しい。全国進出の道のりはまだまだ遠いが、着実に店舗を増やして、コンビニに革命を起こしてくれることを願う。

・今回訪問した店舗の情報

店名 gooz 中目黒店
住所 東京都目黒区上目黒1-26-2 1F
営業時間 7:00~23:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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