革命戦士こと長州力の伝説にまた新たな1ページが加えられようとしている。なんとプロレスラーの長州力が2018年7月22日放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演することが判明したのだ! うん、これは歴史的ですよ、うん。歴史的だろうな、うん。

これまでバラエティ番組に出演することはあっても、ドラマ……ましてや日本を代表する超名門「大河ドラマ」に長州が出演するなんて本人だって想像していなかったに違いない。さあ、全プロレスファンよ……長州の熱き演技を見届ける準備はいいか! ここがど真ん中だコラ!!

・来島又兵衛役を演じる

長州が演じるのは、長州藩の尊王攘夷派を率いて遊撃隊を組織した豪傑「来島又兵衛(きじま またべえ)」だ。別名 “蛤門の変” と呼ばれる「禁門の変」を起こした超重要人物で、司馬遼太郎著の「竜馬がゆく」では裏表のない昔ながらの戦国武将のような人物として描かれている。

そんな豪傑の役柄が長州に回ってきた理由の1つは、長州の出身地が山口県、つまり長州藩であったということ。また制作統括の櫻井賢氏によれば「“革命戦士” とうたわれたプロレス界のレジェンド・長州力さんを来島又兵衛役にお迎えすることは私どもの夢でした」としているから、きっと櫻井氏は生粋のプロレスファンなのだろう。

・長州のコメント

だがしかし、長州と来島又兵衛のイメージは合っていたとしても、肝心なのは「長州に演技ができるのか?」ということだ。活舌の悪さは言うまでもなくヒドいから、果たしてどうなってしまうのか不安しかない。その不安は長州自身も同じだったようで、以下のようにコメントを寄せている。


「はじめオファーを受けたとき、正直に言って、僕には無理だろうと思いました。長いセリフもあり、かなり悩みましたが、この年齢でやったことがないことをやってみようかなと思い、演じてみようと思いました。

来島又兵衛は暴れん坊というイメージがあり、叫ぶセリフが多かったので、出来たのかなと思います。ただ、大声を出して練習できる場所がなく、お風呂場で夜な夜な練習をしました。地元・山口の方言セリフを言いますが、難しかったです。

演技の中で、ラリアットをしてくださいと言われ、そんなことまでして良いのかと驚きましたが、そんなに緊張しなくていいのかと思いました。プロレスラーがなぜ大河? と思われる方もいらっしゃると思いますが、どのようにみなさんに感じていただけるか、反応を聞いてみたいです」


長州がお風呂の中で夜な夜なセリフを練習とか……胸アツすぎる。しかもドラマ中にラリアットが繰り出されるとか視聴率90%超えも間違いなし! 不安もあるけど俺は見届けるぞ長州!! 革命戦士の生きざまを見せてくれ!

・全プロレスファンよ、刮目せよ

ちなみに、制作統括の櫻井賢氏は「薩摩軍に迫る存在感あふれる来島又兵衛の戦闘シーンが撮影できました」と絶賛しているから、ぜひともお見逃しなく。長州力が登場する「西郷どん」は7月22日20時から放送だ。

参考リンク:NHK
執筆:P.K.サンジュン

▼俺は見届けるぞ! 長州!!