サッカーのシュートのなかでも、とりわけ大技といえるのが「オーバーヘッドキック」である。頭上に飛んできたボールをバク転しながらジャンピングシュート! 漫画&アニメ『キャプテン翼』の代名詞でもある。

そんなオーバーヘッドキックを試合中に決めることは、そう珍しいことではないのだが、海外の高校サッカーの試合において繰り出されたオーバーヘッドキックが大きな反響を呼んでいる。

YouTubeにアップされた動画のタイトルは「One-legged Soccer Player Scores Amazing Goal!」である。そう、主役は片足のハンデキャップを持つ高校サッカー選手。なんと彼がオーバーヘッドを繰り出したのだ!

主役は背番号13のフォワード、ニコ・カラブリア選手である。彼は片足が無いというハンディキャップを抱えていいる。しかし、松葉杖をついて、普通の高校サッカーの試合に出ている。

それもそのはず、彼は手足を失ったハンディキャップを持つ人が所属する全米チーム「US National Amputee Soccer Team」の所属選手であるからだ。松葉杖をつきながらも、動きは健常のサッカー選手に引けをとらない。

そして……時は2012年9月19日。場所は米マサチューセッツ州コンコード。高校サッカー試合において、味方からのコーナーキックをニコ選手は松葉杖を使ってのオーバーヘッドで見事に得点!

相手チームも、そしてチームメイトも、「まさか!」と思ったはずである。ハンディキャップをもろともせずに華麗なるプレイで得点をあげたニコ選手には、素直に尊敬! なお、この動画は現在までに123万回以上も再生されている。

(文=GO
参照元:Youtube Ray Pavlik