2019年に空前の大ヒットとなったタピオカドリンク。2020年にタピオカブームがどうなったかというと、よく言えば「定番化した」、率直に言えばそのブームは落ち着いて久しい。

そんななか2020年3月30日にアイス界にタピオカアイスの新作が登場した! もしかして「今更……?」と思った人もいらっしゃるかもしれない。正直、私も「なぜ今?」と思った。だがしかし! 一口食べてその考えを改めた。この新作アイスが「タピオカアイスの集大成」と言いたくなるほどのウマさだったのだ!

・スーパーカップ「タピオカ紅茶ラテ」

そのアイスの名は「明治 エッセル スーパーカップSweet’s タピオカ紅茶ラテ(税抜220円)」 。苺のショートケーキやモンブランなど様々なスイーツをアイス化しているシリーズの新作である。

ターコイズブルーのパッケージは、台湾の伝統的な布地「客家花布(はっかはなぬの)」を思わせてステキ度満点である。

フタをパカっと開けると、 スーパーカップSweet’sシリーズでは定番のクッキーが目に飛び込んでくる。フワッと漂う紅茶の香り。においだけでミルクティーアイスとしてはかなりウマいであろうことがわかるくらいだ。

・もちもち感がすごい

このタピオカ紅茶ラテアイスは、4層構造になっているという。取りこぼしのないよう、スプーンを底までさし、しっかりとすくっていただく。すると……



何このモッチモチィィィ‼︎‼︎


このモチモチ食感こそタピオカの命だ。しかし、これまでタピオカアイスのタピオカは雰囲気こそ十分なものの、食感となるとドリンクのタピオカほどモチモチではなかった。どうしても凍っている食感が残っていたのだ。

だが、スーパーカップのタピオカは違う。ドリンクと同じくらいのモチモチさと弾力を備えているのである。そしてそのタピオカを包み込むとろ〜り黒蜜もたまらない。

そういえば前作の「アフォガード」で、も独自技術で中のソースがトロ〜リしていたな。ああ、今回の黒蜜ソース&タピオカも凍っているのに、どうしてこんなにトロ〜リモチモチなんだァァァァァァ!?

・タピオカアイスの集大成

スーパーカップからタピオカアイスは出ると聞いた当初、ちょっと今更感を感じたが、このクオリティを目の当たりにしてこの時期の発売は「今更」ではなく、研究に研究を重ねた結果なのだと感じた次第だ。まさにタピオカアイスの集大成!

考え方を変えれば、ブームのド真ん中に慌てて中途半端なクオリティのものを出すより誠実であるとも言える。マジでウマい!

あの熱いブームを経て今もなおタピオカを愛しているという方に伝えたい。想像以上にモチモチ、タピオカしてますよ! タピオカ好きなら一食の価値あるアイスだと言えるだろう。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.